海で・・ 132
「…ミキさん」
恍惚の表情をするミキさんと視線が合った。
「すごく…気持ちいいです…」
「私も…」
こうして会話している間も、締め付けと戦っている。
「もっと、動いて…」
「はい…」
僕は力を入れて、腰を動かしてみた。
「あん、あんっ!あひぃいいいいっ!!!!」
ミキさんも気持ちいいのだろう、甲高い喘ぎ声が室内に響く。
「あぅ。。もぉう・・・」
尻肉に力が入り、臀部筋がギュッと窄まっていく。
まだ2、3度しか動かしていないのに、強烈な締め付けにもう耐えれそうもなかった。
「ミ、ミキさん!も、もう・・
・・・・ぅえ?!え?!・・・ウェェェ?@@?:!!」
僕の頭が突然に真っ白になった。
続いて、臀部に恐ろしい程の違和感が宿った。
「2人ともずぅるぅ〜いぃぃ!真帆も混ぜてぇ〜♪」
僕の尻には、真帆の指がすっぽりと埋没していた。
「う、うわああああっ!?」
「ひゃああああっ!んっひい、あはあああっ!」
真帆に刺激されてミキさんの奥まで突き入ってしまう。
…こいつ、いつの間に復活したんだ?
「ひあっ?」
真帆は不意に僕の耳元に息を吹きかけてきた。
「うふふ、一馬くん、可愛い」
真帆の顔は、悪戯好きないつもの彼女の顔だった。
「ぬっ!、抜け!抜け!真帆!その指、抜いてくれぇ!」
真帆が僕の言うことを素直に聞く筈もなかった。
頼めば頼む程に、指は深く浸入し、ぐるぐると回転したりもしてきた。
「お!!おい・・・・真帆ぉぉぉぉ!」
僕はその気持ち悪い感触に耐えきれず、逃れようとするとする程に、ミキさんの奥をズンズンと突くこととなる。
「あん、あんっ!あひぃいいいいっ!!!!」
ミキさんは既に白目を剥いていた。
それでも締め付けは変わらずに相当なもので、僕は前と後ろを同時に攻められるという、人には言えないような体験をしていた。
真帆に攻められることで、僕はミキさんとしている実感が全くなくなってしまった。
「あ、ううぁあああ、ま、真帆ぉおおお!!!!」
もう男としてのプライドとか、そういうのに拘っている余裕がない。
「ひぃいいいいいいいい!!!!!!ああああああああああ!!!!!!!」
ミキさんはミキさんで悲鳴のような声を上げている。
「わっ、だ、だめ、だ…も、もうイク…!!!!」
…おそらく、自分の経験の中で、最も情けない絶頂だった。