PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 111
 113
の最後へ

海で・・ 113

「ち、ちょっと!」
慌てて真帆の手を振り払う。
「ふふ、まあいいや。ミキさんと一緒に、とっておきのサービスしちゃうから」
真帆は悪戯っぽく笑う。

…とっておきって何だよ、と思いながら真帆の隣を歩く。
ミキさんと真帆と3P…想像しただけで楽しくなる。

…しかし。
僕はこの機会に、本当の意味での『一区切り』をつけよう、と考えていたのだ。

それはずっと喉元に引っ掛かった異物のように、ミキさんと真帆と一緒にいてもどこか心から楽しめないのだ。

今日こそ話そう・・・
ミキさんと真帆とヤル前に話さなければ・・・

僕はポケットに手を突っ込み、自らの勃起をギュッと握りしめた。


ミキさんと待ち合わせをした学校近くのコンビニまで行く。
しばらくすると、シルバーのアウディがやってくる。
…ミキさん、車変えたなぁ。

「お待たせ。それと…2人とも合格おめでとう!」
ミキさんは車を降りて、そう言った。
…素直に嬉しくなった。
それは真帆も同じで、満面の笑みを浮かべていた。

「さあ載って。何処か行きたいとこある?」
ミキさんの笑顔は、やはり真帆のそれと似ていた。

「どっか、落ち着ける場所に・・」
僕は『一区切り』着けるべく、真直ぐにミキさんの目を見て言った。

「ふふ。日が高いうちからホテル?」
ミキさんは僕が鞄で隠している股間を眺めながら、何か言いたげに頬を上げる。

「そ、そうじゃなくて・・勿論ヤリたいけど・・その前に僕、2人に話しがあるんだ。」

「話?」
隣に座った真帆がキョトンとした顔をする。
「うん…2人に言っておきたい、大事な話なんだ」
「そうなんだ…」
真帆は知ってか知らずか、神妙な表情になる。

「じゃあ、私の家にくる?」
ミキさんがにこやかな顔で尋ねてくる。
「えっ!?」
思わず驚いてしまう。
「…何かあった?」
「いえ、ミキさんの家って…」
「あー、実家だと思った?そうじゃなくて、私が住んでるマンション。結構前から1人暮らししてるんだよ」

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す