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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 1083

煉瓦造りの外装は店と同じで洒落ている…
店と間違えてこっちに来ちゃう客もきっといるだろうな…

「素敵なお家よね…いつか私もこんなお家に住みたいはぁ…」
いえいえ、ミキさんの住んでいるマンションも、僕みたいな一般庶民からしてみたら充分に憧れますけどね;…

ミキさんがインターホンを押す。

「は〜い」
ちょっと気の抜けたような声。
あの時と梨花さんは変わっていないようだけど、どうなのかな。

「美貴です。突然ごめんなさい…」
「あら!?美貴ちゃん!久しぶりねぇ〜」
声は元気そうだなぁ。

「一馬くんも一緒なんです」
「まぁ、今すぐカギを開けるね〜」

扉が開くと変わりない咲乃さんの笑顔…いや顔色は前よりもいいんじゃないかな?

ハグし合うミキさんと咲乃さん…
美女2人だとこういう光景が綺麗に見えるよね…

あれっ?…
玄関の奥につっ立っている男に、僕はその時初めて気がついた…

背は高そうだけど梨花さんと同じく細身な感じ。
フレームのない眼鏡でいかにも仕事が出来そうな印象を受けるけど、とても人の良さそうな好青年…今ちょっと笑顔も見えたな。

あの人が梨花さんの彼氏?

「一馬くんも久しぶり」
「はい、元気そう?で何よりです…」

「あらぁ…あの方は?…」
ミキさんもやっとあの人がいること気づいたんですね…

「まあ紹介は家の中でぇ、さあ上がって頂戴ぃ…」
なんだかハニカム梨花さん…
こんな梨花さんのこと、初めて見た気がするんだけど…

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