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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 1080

「そうね、体調が悪いなら無理させないようにね…」
「後で、奥の住居にいるんですから、見に行きましょう」
「ありがと、一馬くん」

注文したメニューが運ばれてくる。
咲乃さんが作ったのだろう。いい匂いとともにテーブルに並ぶ。

「美味しそうですね」

見た目からして美味しそうだ…
綺麗に盛られている割に、量もたっぷりとあるところが僕には嬉しいよね…

「それじゃあ頂きましょうか…今日は久しぶりの2人だけのデートに乾杯よね!」
そう言って水の入ったグラスを掲げるミキさん…
本当はアルコールを飲みたいところなんだろうけどね…

ミキさんって結構お酒好きなんだって以前アヤさんから聞いたことがある。
初めて会って一緒に夕食を食べたときもワイングラスが片手にあった気がする。
まあ、今日は車だから仕方ないことだよね。

「はい」
僕もそっとグラスを突き合わす。
そう、ミキさんの誕生日ももうすぐなんだよね。

大学を出たばかりだからミキさんは今度の誕生日で23歳か…
6つもの歳の離れを改めて考えてしまう…
僕がミキさんに見合った男になれるのはいったい何時なんだろう…?

まあ秀人はそんなアヤさんと結婚したんだから、アイツはアイツなりにいろいろと考えることも多いんだろうな…

秀人の姿が思い浮かぶ。
アヤさんと、愛娘の桜ちゃんに、優ちゃんたち妹が加わり…
賑やかで笑顔の絶えない家庭で羨ましい。

仕事は大変だろうけど秀人は毎日充実しているんだろうな。
もしかしたら僕もそうなっていたとか…

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