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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 1069

日曜日…
これと言ってやることも無い…
これが部活とかに入っていれば試合とか練習とかもあるんだろうけど、生憎僕にはそんな予定もない…
まあこれも普段の休みの日だったらダラダラと気侭に過ごすんだろうけど、みゆきさんがいる手前それも"なんだかな…"と思ってしまう…
なんだかみゆきさんにはそんな奴とは思われたくはないんだよね;…

平日よりはゆっくり、それでも遅過ぎない程度の時間に起きて着替えて一階に下りる。
みゆきさんは僕の階段を下りる足音に気づいて朝食の準備を始める。

「おはよう」
「おはようございます」
みゆきさんはいつもと変わらない笑顔だ。

「朝飯食ったら病院行くぞ…」
新聞を広げた父さんがソファーから言う…
父さんも早くに目覚めたって訳か…だけどなんだかまだ目が眠むたそうですけどね…

「僕も一緒に行くのぉ?…」
ちょっと面倒臭い…まあ産まれてきた子には会いたい気もするけど…

「いや、まあ、他に用事があるならいいんだが」
「そう…」
他にこれといった用事はないんだけど、父さんと一緒だとなかなか自由に、とはいかないからなぁ。

「私たちで行ってくるから、一馬くんはゆっくりしてるといいよ」
「そうですか?」
「そろそろお姉ちゃんも退院するだろうし」

そう2人に揃って言われると、返って行かないのが悪い気にもなる…
だからといって今さら“やっぱ行く…”とは言いずらいものがあるし;…

「それじゃあそうさせて貰おうかな…勉強もしたいしね…」
勉強なんてする気は全く無いんだけど、これって学校に行く者の特権だから、こう言っておけば大抵のことは許されるもんだしな…

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