海で・・ 1063
三姉妹って訳かぁ〜…やっぱり彩花はそんな感じだよね。
きっとお姉さんたちも彩花に似て綺麗なんだろうなぁ…
「それじゃあ今はご両親と彩花だけがこの家に?…」
「ええ、お父さんは寂しがってますけどね…」
「彩花もいずれは家を出て一人暮らしするつもり?」
「一度はそう考えたけど、お父様の顔を見たら地元でも悪くないなと」
「優しいね」
彩花に案内され、部屋に招かれる。
女の子の部屋とは思えないシックな造りだ。
「広いんだね、彩花の部屋…」
「ここ、姉たちが出ていく前は三人で一緒の部屋だったのよ…だから今は広々と使ってるって訳…」
うん確かに三人一緒でも充分の広さだもんな…
「ベットもデカイやぁ!」
ドンと置かれたキングサイズ…いやもっと大きいのかな?
「特注のベット…ここでついこの前まで三人一緒に寝てたのよ;…」
美人三姉妹がこの部屋で過ごしていたのかぁ…
そう思うだけで妄想が膨らんできそうだよ。
「そういえば、僕にも妹ができたんだ。ずいぶん歳は離れているけどね」
「まあ…おめでたいですね」
僕がベッドの端に座ると彩花もその隣に腰掛けてくる。
スプリングで僕の身体が少し跳ねる…
ここでヤッたらさぞかし動きやすいだろうな…そんなことが頭を過る…
「初めてよ…お父さん以外の男の人がこの部屋に入ったの…」
そう言いながら彩花は僕の膝に手を置いた…