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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 1057

そういえばミキさんは藤堂先生の大学の後輩…
当時は付き合っていたこともあるみたいだから、そのことをみゆきさんは気にしているのかな?…

「ミキさんは僕いるから心配いりませんよ…」
どういう訳か、ミキさんは余り藤堂先生には男としての感心は無いみたいだもんな…

「そう、なら安心ね」
みゆきさんは微笑んで言う。
「新任で急に担任まで任されたけど、すごく頑張ってるよね。一馬くんも彼氏として支えていけるようにさ」
「はい、もちろんです」

「美貴ちゃんは強い子だと思うよ。教育実習で別の高校に行って、大変なことがあったっていうし…」

ああレイプ紛いのあの事件か…
「確かうちの学校に赴任してくる前、その学校には藤堂先生もいたんですよね…」

「あらぁそうだったかしらね…でも偶然とはいえ気の毒よね、うちの学校でも同じようなことが起きて…藤堂先生は学校にいられなくなったんですもの…」

確かにそうだ…
いくら精力盛んな時期の男子が集まっているとはいえ、藤堂先生の周りで2回もそんな事が起きたなんて…

偶然なんだろうか。
あまり深く知りたいわけじゃないけど、僕の大好きな人が関わっていることだから…

「一馬くんは、女の子を大事にね」
「はい、わかってます」
僕を好きでいてくれる人がいる限り、傷つけることなんてしたくないからね。

「よかったぁ、皆が一馬くんみたいに優しい子だったらいいのに…」
「いや優しいとか関係ないですよ。普通そうなことしませんって…」
そんな欲求は僕にも無くは無いけど、それを行動に移すと移さないとでは大きな違いだよな…

「でもやっぱり一馬くんは優しいと思うよ…私も一馬くんと一緒に暮らしたかったもの…」

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