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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 1029

「はい、この歳になって兄妹が出来るとは思ってもいなかったんですけどね…」
「あらぁ私もそうよ…妹だけじゃなくてお姉ちゃんまでいたんですものぉ…」
確かにそうだね…
あの時のことを思うと、ミキさんには真帆だけじゃなくて梨花さんまで姉妹だったなんて思いもしなかったもんな…

「でも素敵な驚きだったはぁ…こんなことがあるんだって感激したもの…」

ミキさんは言葉を弾ませる。
「いつか会いたいな、一馬くんの妹」
「いずれ紹介する日も来ますよ」
「その時はよろしくね」

プールでは練習が続く…あれっ。
みんなプールから上がって集まっている。何が起こったんだ?

あれはただ事ではなさそうだな…
「大丈夫でしょうか?…誰か溺れたとか…?」
僕は皆の方を見ながら隣のミキさんに聞く…

「そういうことじゃなさそうね…笑顔の子もいるもの…」
確かに口を押さえて、恥ずかしそうに顔を赤らめている女子もいる…

何の話をしているんだろう。ミーティングじゃないだろう。
っておい、美優ちゃんと工藤さんがこっち見てるし、なんかニヤニヤされた。
あっ、成美…

…僕とミキさんの仲を見て何か噂話?
それってちょっと困るんだけどなぁ。

「ちょっとたしなめてくるわぁ」
ミキさんが立ち上がって集団の中に向かった。

そう言ったと言うのに、輪の中に入ると振り返り、僕を手招きするミキさん…
なんだって言うの?…
僕は仕方なくそこに向かった…

「どう?素敵でしょ…美優ちゃんがデザインしたのよ。」
輪の中に置かれたシンクロ用のコスチューム…これを皆で見ていたんですか…

「男性用もあるのよ…これを鈴木くんに試着して貰えないかな?…って皆で言っていたのね…」
だからニヤケ顔でこっちを見ていたってことか…
てかこれってベージュ色で、やたら一箇所だけにスパンコールが着いていませんか?;…

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