海で・・ 1014
強気で男勝りなのが玉に瑕ってところなのかなぁ。
僕とはまだそんなことはないけど…あのカラオケボックスでの一件を思い出すと気まぐれなところがあって、普通じゃちょっとお付き合いしにくい子なのかもしれないよなぁ。
「はいはい、唯のお弁当おいしいよ」
「一馬ぁ〜♪」
…そんなところも可愛いんだけど。
この可愛さに徹もやられちゃったんだろうな…
まあ長身でイケメンのアイツと、アイドル並みに可愛い唯はお似合いのカップルだとは思うけどね。
「何かあったら何時でも相談にのるぜ…、僕男だから、アイツの気持ちも分からなくもないしさ…」
「クス‥相変わらず一馬は優しいんだね…」
そう言い、唯は僕の肩に凭れ掛かかってくる…
「一馬に彼女さんがいるのがちょっと悔しい…一馬とだったらアイツみたいなことには絶対なんないと思うから…」
「僕は平和主義者だから」
「一馬は誰にだって優しいもん」
唯は肩を寄せながら呟く。
「一馬」
「何?」
唯はこちらに体重を預けながら、そっと唇を寄せた。
唯とこうすることも、もう無いと思っていただけに驚くけど…嬉しかった。
徹に悪いとは思いつつも舌を絡める…
「うぅ〜ん」
自然とキスは深いものになっていく…
積極的な唯はキスをしたまま僕を押し倒し、ズボンの上からソコをまさぐり始めた…
屋上での唯との営みが当たり前になってるような気がして僕は苦笑いで彼女を見つめていることだろう。
そんな顔を察してか唯もニコッと笑っている。
「一馬、ココ元気だよぉ」
「唯は仕方のない子だな」
「一馬としてる時が一番好き。節操ない女でごめんね」
「そんなこと言うなよ。僕も唯が大好きだよ」
唯の手のひらで転がされる僕のモノは次第に硬さと勢いを増して、はっきりと主張しだす。