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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 1012

熱い熱いモノが、咲乃さんの中には収まりきらなかったようだ。
それでも気持ちよさそうなその顔、僕も満たされた気分になる。

ありがとう…
感謝の気持ちの代わりに、咲乃さんの唇に軽く触れた。
この可愛らしさは妹と一緒だね。

ソファーに広がった液溜まりをティッシュで拭う…
こんなに染みが出来たんじゃ、あかりさんには諸にバレちゃうかもしれないな;…
まあぁ僕のこういう事には、至って寛大なあかりさんのことだ…笑って許してはくれるだろうけど…

「ぁあ〜ん…気持ちよかったぁあ〜…」
おっ咲乃さん…やっとお目覚めですね…

「ありがと、一馬くん。久しぶりに気持ちよくなれた」
「僕もです。咲乃さんとできて良かったです」

「シャワー使ってもいいかな…」
「どうぞ、汗かいたでしょうし」
「ごめんね」

咲乃さんに浴室を案内してから戻ると携帯がメールを知らせてくれた。
父さんから、あかりさんがいよいよ出産が近く入院するということだった。

いよいよ僕も“お兄ちゃん”になるんだよね…
そう思うとなんだか顔がにやけてしまう…

腹違いとは言え僕にとっては待ち望んだ兄弟だもんな…
男だろうが女だろうが、今となっては無事に産まれてくることを祈るだけだ…

浴室から出た咲乃さんが服を着なおし帰っていくのを見送って、また自分の部屋に戻る。

その少し後に父さんが帰宅し、詳しい話を聞く。
あかりさんは僕のことを心配していたようだが、今はそれよりもあかりさん自身のことを…頑張ってほしいよね。

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