海で・・ 1007
やっぱりそうだよな〜、近くにあれば僕だったら毎日通っちゃうもんな…
「でもやっぱり咲乃さんの料理があってこそだと思いますよ…、母さんの時に届けてもらった弁当の味、僕は一生忘れませんから…」
「一馬くん…」
「悲しいことがあっても美味しいものを食べれば笑顔になれるんだって、あの時初めて知りました…」
「一馬くん…一馬くんには私が全然出来なかった親孝行を、いっぱいしてもらいたくて、ほんの少しだけでも協力したんだ。でも…」
「咲乃さんの気持ちはありがたく受け取ってます。僕は今でも…」
「一馬くん…」
感極まったのか、咲乃さんは涙を零していた。
その姿は、年上の女の人なのに、とても可愛らしく見えて…
ソファーの横に行き、その振るえる背中をそっと撫でる…
咲乃さんはその身体を、僕の方に預けてきた…
「咲乃さん…」
僕は咲乃さんの顎を取り、その肉付きのいいふっくらとした唇に、自分の唇を近づけていった…
2人きりだと、途端に僕は強気になれる…不思議とそんな気がした。
咲乃さんの身体を引き寄せ、少し強引に唇を奪う。
咲乃さんも抵抗はしなかった。
「一馬くん…いいよ」
咲乃さんもこの先を理解したようだ。
僕はそれと同時に咲乃さんの服にそっと手をかけた。
シャツの釦を外すと、豊か過ぎる胸の谷間が現れる…
…ゴクッ
これってもしかすると…初音以上かもしれないよな…
「一馬くんもおっぱい好きなのね…」
これを嫌いな男なんて、この世に存在するんでしょうかね?…