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豪華客船で婚活旅行
官能リレー小説 - 年上

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豪華客船で婚活旅行 5

「はい。これから宜しくお願い致します」
僕は股間を王女に押し付けた。これは興奮しているからではなくステージ下で見ている男達に勃起していることを悟られない為だ。
幸生がこちらを見ている。幸生の位置からは僕のブーメランパンツが丸見えのはずだから、きっと僕の下半身の状態に気付いただろう。
でも彼は僕に何も言わなかった。僕からも彼の状況が見えるのだけど彼も勃起してるからだ。下手に揶揄うと自分に返ってくるのは分かりきってるし、多数のギャラリーから見られてるから騒ぎになりかねない。今も様々な感情が渦巻いているので出来ればクジに外れた男連中を刺激したくないのだ。
「それにしても大胆で情熱的な御方ですのね。人目を憚らず逞しい物を擦り付けてくるなんて」
「いや、だって、とてもお綺麗な王女様が大胆過ぎる水着姿でそれこそ人目を憚らずに抱き付いてきたんですから男なら誰でもこうなりますって」
「王女様等と他人行儀な事はおっしゃらないでアイナとお呼び下さい。それから私の所為でお困りならば私が責任を取らなければなりませんわね」
密着しているアイナ王女が耳元に艶めかしい声で囁くので僕の勃起は鎮まりそうにない。

「い、いえ、大丈夫ですから」
「遠慮なさらないで。私とアナタは同じチームの仲間ではありませんか。この様な状態では気まずいでしょう?私は構いませんよ」
「そ、それはありがたいのですけど…」
僕は場違い感が半端無かった。さっさとこのステージから降りてしまいたかった。
幸生もそう感じているらしく僕の目を見てコクリと小さく首を縦に振った。
「では私の部屋に参りましょう。其処でお互いの事をよく知るべきですね」
「え?でもこの後ゲームか何かするんじゃないんですか?」
「一応申し訳程度にチームで自由参加のゲームは有りますが殆ど建前程度でしかありませんからサッサと引き上げてしまっても問題有りませんよ。後、こんな事を口にするのはどうかと思いますが私の立場上“それなりに”融通が効きますから」
「ああ、成程」
VIPゆえの特権で我儘が通るって事か。
「では、私達は失礼させて頂きます」
アイナ王女がそう言って僕をステージ裏へと誘うが司会者には特に引き止められなかった。そして僕等がステージ裏から降りた所で4人の女性に囲まれた。思わず身構えたけど
「彼女達は私の護衛及び世話役です」
「ああ、王女様だもんね」
という事で少々物々しい状況で一国のお姫様の部屋に招かれた僕だった。

ステージ裏には誰も居らず、更には護衛達に囲まれた事により僕の股間を見る者は居なくなった。
僕はようやくアイナ女王から腰を離す事が出来た。
「はぁ…ずっとあの姿勢でいるのはしんどかった…」
「ふふ。御免なさいね。私も少しはしゃぎ過ぎました」
「いえ、僕の方こそご迷惑をお掛けしました」
ステージ裏で会話をしていると、幸生も降りてきた。幸生の相手もアイナ女王の護衛の一人だったらしい。
僕は思わず股間を手で隠した。

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