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豪華客船で婚活旅行
官能リレー小説 - 年上

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豪華客船で婚活旅行 4

「えっと、この後何が有るんですかね?」
「おや、ご存じないのですか?其方の方は如何ですか?」
「ああ、俺も知らないんですよ。羨ましそうな視線とか妬ましそうな視線があるから悪い様にはならなさそうなんだけども……」
「そうですか。まあ、他にもご存じ無い方々もいらっしゃいますから改めて説明させて頂きますが、その前に女性陣にもステージに上がってもらいましょうか」
司会者がそう言うと何人かの女性が現れた。日本人でない人もいるけど全員に共通しているのはスタイルが抜群の上にかなり大胆な水着を着ている点だ。タイプは何種類かあるけど普通に泳いだら確実にポロリとなる様な刺激的な物ばかりだ。
正直僕の下半身によろしくない。ブーメランパンツだから勃起しようものなら即バレてしまうからだ。

さっき見た外国のお姫様が僕のすぐ目の前に来た。
「え!え!えっと。」
「アナタが私のパートナーですね。日本語大丈夫ですよ。私、日本語話せます。翻訳機も持ってきてますから。」
ほんとは見えてないけど、僕の目にはお姫様オーラのようなものが輝いて見えてるような気がした。
すごくかわいい。
「ど、どうも、よろしく」
本来なら言葉を交わす事すら有り得ないお姫様が僕とチームらしい。
「マジかよ?マジもんのお姫様となんて……」
幸生は僕達を見て呆然としている。だけどお姫様はそんな幸生も目に入らないかの如く僕に話しかける。
「良かった、こんな素敵な方と御一緒出来るなんて私は運が良いみたいですね」
「こ、光栄です」
お姫様は両手で僕の両手を包み込む様に掴んで大はしゃぎしている。彼女からしたら僕なんて大外れもいい所だと思うんだけど僕が外国人だから物珍しいのかもしれない。
そして超美人で爆乳でもある彼女はマイクロレベルのビキニにも関わらずテンション高く僕に抱き付いてきた。お陰で勃起してしまい、密着しているから向こうも気付いている筈なのに彼女のテンションは変わらない。

お姫様が僕に抱き着きながら自己紹介をした。
「申し遅れましたね。私はイシディア国のアイナ・スタイン王女です。」
「イシディア?最近できた国ですよね?」
「はい。ニッポンより遠く離れた場所にあります。この船旅が終わったら、私の国で一緒に暮らしましょうね。」
「はは・・・。」
隣を見ると、幸生の相手も決まったみたいだ。
僕は王女に視線を戻し訊ねた。
「えっと、そんなにアッサリ決めて良いんですか?王族なら王様とか一族の許可とかが必要では?僕も日本の庶民ですし」
「問題有りません。今回の船旅に参加する事は皆が知っていますし、私の王位継承順位も有って無い様な程度なので血筋だとか格だとかは然程問題にはされません。寧ろ一般人の方の方が後継者問題に関わるつもりが無い事への証明にもなるくらいですね」
「そんなものですか」
「歴史が浅いですから伝統や仕来りよりも現実的な問題や損得は重要ですが」
「僕では得が無いのでは?」
「そうでも有りませんよ。我が国としても一応は日本との縁が出来ますし、損得勘定抜きの関係に見えますから国内外で微笑ましい美談にすらなり得ますので」
「とりあえずマイナス要素は無いしそこそこのプラス要素が有るから問題無しだと?」
「そうです。で、貴方様の御意見は?少なくとも嫌われてはいないのは分かりますが」
勃起してるのがバレバレだから自信有り有りの王女に僕は言った。
「えっと、よろしくお願いします」

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