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豪華客船で婚活旅行
官能リレー小説 - 年上

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豪華客船で婚活旅行 3

しかし、さらに女性が増えて、みんなざわついてる。そして、僕も幸生もだ。
「女性陣が豪華すぎるだろ。」
女性たちの中には、外国の歌に興味がない僕でも知ってる世界的有名な歌姫や、とある国のお姫様が参加していた。
「外国人が参加してもいいのかよ。しかも大物すぎる。」
「僕等って場違いじゃない?コレって超セレブしか参加しちゃ駄目だろ」
「エロゲか異世界にでも迷い込んだか?もしくはドッキリでしたって言われても仕方ないレベルだよな」
「それならまだ良いけど、ヤバい所に関わっちゃってるんじゃないか?裏世界とか闇の世界とかに」
「でも募集方法が誰でも見れる普通のネットだったぞ?ダークウェブとかなら分かるけどさ。情報がオープン過ぎるから大丈夫だろ。海外の超セレブが主催者か協賛者なら俺達日本の庶民とは価値観がかけ離れててもおかしくはないしな」
「楽観的過ぎないか?」
「正直天国か地獄の2択っぽいけどさ、だったら天国に賭けるしか無いだろ?どの道逃げようが無いんだからな」
確かに此処は海の上だからどうしようもなく、結局流されるままになるだけか。

そして司会者らしき人が現れ説明を始めた。

「それではこれから皆さんにはくじを引いてもらいます。当たった方は私と一緒にステージに来てください」
「おっと、ついに来たぜ」
「ドキドキしてきたな」
「どんな奴らと一緒なのか気になってしょうがない」
周りに居た男達が騒ぎ出した。
幸生が言う。
「俺はハズレを引かない事を祈るだけだ」
「僕もだ。せめて女の子と一緒になりたい」
「もし、相手が男だったらどうする?」
「その時は諦める。まあ、こんなセレブの集まりに参加出来てる時点で奇跡みたいなもんだからな。贅沢言えないよ」
「そうだな。セレブのためにクジに細工してあるかも知れないしな。俺達みたいな平民はハズレるように」
「そうそう、きっと金持ちの暇つぶし的なイベントに違いない」
まぁ盛り上げる為の茶番だろう。
「くそっ!ハズレだ!」
「マジかよ」
「やっと此処まで来たのに!」
先に引いた男連中からは当たりが出た様子が無い。やっぱり細工か…………と思っていたんだけど何故か僕と幸生は当たりを引いてしまった。
「えっ?」
「あ、当たるのかよ」
予想外な事態に困惑する僕等だった。
「えっと、どうしよう?」
「行くしか無いだろう」
「だよね」
もしかしたら外れた方が良かったんじゃないかな?と思ったけど船長さんが運が悪かった人はちょっと大変かもって言ってたし前向きに考えよう。
そして僕と幸生はステージに上がった。

司会者の人にマイクを手渡された。
「さて、おめでとうございます!貴方達は見事選ばれました!」
選ばれたと言っても嬉しくなかった。だって周りの人達の視線が痛いし。
それにこの格好だしね…何で僕はブーメランパンツなんて履いてるんだろうか。恥ずかしくて死にたい気分だ。
クジで選ばれなかった男達が最前線に集まってきた。

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