運命の海 4
「えっ、あの」
一馬が声を出そうとした瞬間、雪子が一馬の唇を奪う。
何が起きたかわからず混乱する一馬。だが、雪子から溢れるほんのり甘い香りに次第に不思議な安堵感を覚えていく。
「セックスは経験したけど、キスはまだだったのね」
「雪子ったらずるーい。私が初めての相手なのにな」
「南斗はあとちょっとだけ運転に集中しててね」
車窓の景色が暗くなっていき、街灯が灯りだす。
「もっと触って、もっと甘えていいのよ」
「あっ…」
雪子が白のTシャツ越しに豊かな胸を一馬の身体に押し当てる。
ふくよかで柔らかな感触に一馬のズボンの下の、男の象徴がピクンと跳ねる。
「もう、雪子ったら一馬くんの事すっかりお気に入りみたいにして」
「ふふっ、誰だって優しい男の子のことは好きになっちゃうわよ」
南斗は小さくため息をついて運転に集中する。
目的の場所までは、あと少し。
郊外の住宅街らしき場所で車が止まった。
「着いたよ」
「………どこにですか?」
「私たちのお家」
「えっ」
「今ね、私たち2人で暮らしてるの」
一馬は、車を降りた。
建物を見ると、豪邸の様な屋敷だった。
「お姉さん達って、どういう人なんですか?」
「うふふっ、秘密よ」
雪子は、意味深に笑った。
「後で、分かるわ。
で、一馬君。どうする?
このまま、友達に義理立てして帰る?
それとも、私たちといい事する?」
南斗が、股間を触りながら、聞いてきた。
「・・・・・」
今度は、南斗がキスする。
「聞くまでも、無いよね。もう、こんなに勃っているし。
さあ、入って。」
「先ずは、お風呂に入りましょ。
あんな男たちの臭い、消したいし」
雪子と南斗が、全裸になる。
「!!!」
「なに、驚いてるの。さんざん私たちの裸、見たくせに。
さ、一馬君も。」
今度は、雪子がキスしてくる。
驚いている間に、南斗に、服を脱がされてしまう。
「いらっしゃい、洗ってあげるわ。」
バスルームに連れていかれ、南斗と雪子に、変わるがわるに洗われた。
南斗と雪子は自分で洗っている。
「さっ、出ようか」
ベットルームに連れて行かれる。
キングサイズのベットだった。
いきなり、南斗がキスしてきた。
「ごくん。」
一馬は、何かを飲まされた。
「何、飲ませたの?」
「実はね。私たち、薬学部でとっても優秀なの。
私たちの開発した薬の特許で、財産を築いたの。
今のは、さらに効力を高めた薬。」
「薬って?」
「男の子を性奴隷にする、お薬。
絶倫になって、精子を作る早さが、通常の100倍。
勃起しっぱなしになって、精子が無尽蔵に作り出されて、垂れ流し状態になるの。
ただね、副作用で身体が動かなくなって、モルモット状態。」
「そんな!・・・・・。」
「だいじょうぶよ。効果は24時間だし、本当のセックスを体験させてあげるってのはホント。
君はなすがままにされればいいの、セックス漬けよ。
24時間、射精し続けるの。ずっと、射精感が続くの。女に例えると、イキ地獄。
ううん、童貞卒業したばかりなら、射精天国かな。」