俺にとっては二人目の女性…

こんなことを考えられるのだから、栞さんの時よりかは少しは余裕はあるだろうけど…それでも込み上げてくる射精感に顔を歪める；…

こんなことになるなら、1人エッチの時にはただ出すだけじゃなくて、ちゃんと射精をコントロール出来るように鍛えなくちゃだよな；…

「ああっ、すごい…樹くんの、奥まで届いて…あっ！」
「香帆さん…俺、すぐに出ちゃうかも…」
「もうちょっと、もう、っ、ちょっとだけ、頑張って、樹くんの、ずっと感じてたい…」

香帆さんが切ない表情で俺を見上げる。
ちょっときつめだと思っていた顔が、少女のように可愛らしく見えた。

「ああっ、またっ、中で広がってるっ！！」
「香帆さん…！！」

広がっているっていうのは、正に精液が爆発寸前ということでしてぇ；…
“もうちょっと”っと言われても、もうそんな余裕はありませんから；…

俺は奥歯を噛み締め、少しでも紛らわそうと自分の太股をギュッとつねってみる；…

「もう、ダメです、出ちゃいます…！！」
「ああっ、いっぱい、いっぱい出して！！！」

そう言われなくても多分出していただろう、香帆さんの中へ自らの熱い塊を大量に流し込む。

「ああああぁ…出てる、ドクドクって、いっぱい、すごい、来てる…」
「香帆さんの、すごい…」

一通り出し終わると、俺はハァ…ハァ…と熱い呼吸を繰り返しながら香帆さんの身体の上に崩れ落ちる…

「頑張ったじゃない…」
俺の髪を鋤くように撫でてくれる香帆さん…

「すいません…イかすこと…出来ないくて；…」
俺はちょっとの罪悪感を味わいながら小さく謝る…