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君が好き。
官能リレー小説 - 年上

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君が好き。 1

年中無休、真冬でも関係なしの室内温水プールリゾート。
国内最大級の施設に初めて足を運んだ。

「へへ、やっぱすげーなー、綺麗な女の人もいっぱいだぜ!」
「…俺たちなんて絶対相手にしてくれないよ」
「弱音を吐くなよ、樹。当たってみなきゃわかんねーだろ?」
「うーん…」

俺、有沢樹は親友の戸田隼人と2人でこのプールリゾートに遊びに来た。
隼人のお父さんはすごい金持ちで、このリゾートを運営する会社の株主でもあり年間パスを俺にもくれて…今に至るってわけだ。

隼人はイケメンだしスポーツも勉強もトップクラス、なんでも平均的な俺とはわけが違う。
隼人なら女の子にモテてもおかしくはないが、俺はなぁ…

…なんて思いつつ30分ほど。

「…なぜだ!」
「当たり前だろ、俺たちはまだ中学生だぜ?」
「樹と一緒ならなんでもうまくいってたのに!むむう…」

隼人が思い切りよくすれ違う女の人に声をかけるが、あえなく玉砕。
まあ、中学3年生なんてまだまだお子様だよな。


「あっ、ねえねえ君たち〜」

「おい、来たぞ!」
「何がだよ」
「あっちのお姉さんたち、俺たちを呼んでる」
「気のせいだろ」

「ねー、そこのお二人さんだよっ」

「マジで?」
「間違いねえだろ、いくぞ!」
隼人がダッシュする。俺もついていく。
パラソルの下で4人の水着のお姉さんがバーベキューをしていた。

「やー、待ってたよぉ」
「お姉さんたちだけです?ほかに男とかいないです?」
「心配性だねきみぃ」
「あいにく今はフリーなの。それに君らみたいなかわいい男の子の方が好き、かな」

「ふふっ、唯ったら告白?」
「最初に誘おうって言ったのは美咲でしょ」
「香帆だってノリノリだった」
「やっぱり栞のオッパイじゃない?」

…なんか口々に言いだすけど、4人のお姉さん、みんな魅力的すぎる…!!

とりあえず隼人と二人で自己紹介した。

「せっかくだし、お酒飲む?」
「未成年なんですけど?」
「うふっ、気にしなくていいの。先生やおまわりさんの給料じゃ、ここになんか入れないわ」
「年間パス持ってるんでしょ?」

お姉さん達は裕福みたいだ。貢いでもらってる感じでもないし、隼人と同じで家が金持ちなのだろう。
確かにここは雰囲気からして市民プールとは違う。4人それぞれ個性的でセクシーな水着は高そうに見える。モラルなんてどこ吹く風なんて発想もヤンキーでなくお嬢様の気ままさなのだろう。

「はいっ、たーんと召し上がれ」
「ありがとうございます、いただきます」
焼かれた肉と注がれたお酒をもらう。
飲酒はこの敷地内ならセーフだと祈ろう。

お姉さん4人は俺たちより5歳上の女子大生。
お嬢様学園として有名な系列校。俺も名前くらいは聞いたことある。

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