君が好き。 18
「やったなぁ樹!…いきなり2回目かよぉ!」
それを伝えた隼人は、自分のことのように喜んでくれた…
「それよりお前の方はどうなんだよ?…香帆さんや美咲さんとはその後どうなんだ?…」
「お、俺の方はいいから…樹は樹なりに楽しんでくれよ…」
…音沙汰なしってことだな。
美咲さんも香帆さんもいい人だと思うし、あの後の隼人は最高の笑顔だっただけに、残念な気持ちになる。
俺も香帆さん美咲さんとは連絡先交換したけど…
複雑な気持ちを抱きながら、週末、栞さんとのデートを迎える。
2人で遊園地に行こう、ということだ。
ホントは世間で大ヒットしているあの映画を観たいところではあったんだけど、まあこのデートが上手くいけば、次の機会はきっとあるだろうから、その時に誘ってみればいいよな…
「待ったぁ?…ごめん遅くなっちゃって…」
「あっ、いえ、俺も今来たところなんで大丈夫ですよ」
「そっか、よかったぁ」
さすがに肌寒い気候もあって栞さん、あまり露出度は高くない服だ。
それでも小走りでこちらに駆け寄ってくるときにはその下の胸の膨らみがゆっさゆっさと重そうに揺れるのがはっきりわかる。
それだけで股間が元気に…今は我慢だ、我慢。
「さ、それじゃあ行こっ!!」
栞さんが俺の腕に、自分の腕を絡めてくる。
狙った訳ではないのは分かるけど、その巨乳が俺の腕に当たる;…
せっかく我慢していたのに;…俺の股間は一瞬にして勃ち上がってしまう;
それでもそれを栞さんには気付かれないように、ポケットに手を突っ込みソレを握り締める…