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彼女はレースクイーン
官能リレー小説 - 年上

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彼女はレースクイーン 5


哲が香の衣装を脱がして、自分もレーシングウェアを脱いでいくと、
「哲、また一段と逞しくなって。」
香は哲の腕やお腹などを触っていき、
「く、くすぐったいですよ。」

すると、哲と香のお腹が鳴って、
「夕食がまだだった。」


夕食を済ませてからの久々の性行為は互いに却って新鮮味を与えるものとなり、
「もう本当に哲と一つになれた感じがするわ。」

哲がふと机に置いてあったチェス盤を見て、
「今の僕はポーンかもしれないけど、ポーンだって端に辿り着けばどんなコマにもなれる筈だよ。」
哲が自分をポーンに置き換えた事に、
「確か、ポーンがプロモーションしてなれるのはナイト、ルーク、ビショップ、クイーン・・・」
香はレースクイーンの衣装を纏った哲を思い浮かべると、思わず笑ってしまい、
「ど、どうしたの?」

「うぅん、なんでもなーい」
「なんかよくないこと考えてたでしょう、絶対」
「そんなことないよー」
「うーん、怪しい…それっ!」
「あぁ〜ん、またするのぉ〜?」
そのまま第2ラウンドに突入する哲と香であった。


―哲にとって海外2戦目のレース。
予選では好タイムをたたき出し4番手からのスタート。

決勝もいいスタートを決めて、前のマシンに並ぼうとする。
最初のコーナーに突入する瞬間、外側から別のマシンが迫ってきた。
気づいたときにはもう遅く、接触してしまう。


幸い、軽傷で済んだのだが、
「さ、哲・・・」
香は何て言って励ませば良いのかなと戸惑うばかりで、
哲の表情も固いままであったのだが、

「久し振りね、香。」
「み、緑」
香が緑に相談してみると、
「彼はちょっと壁にぶつかってしまった訳よね。これをどう乗り越えるかが問題な訳だけど・・・」

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