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元教師の女は俺専用
官能リレー小説 - 年上

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元教師の女は俺専用 1

 武田聡が帰宅して自分の部屋に入ると、家族とも同級生や友人とも違う人物がいた。二学期の始業式で退職の発表をした女教師だった。
「えーと…」
「奥田紗耶香よ、一年は担当してなかったけど、朝礼の時に見たでしょ?」
「随分感じが違うっていうか…」
「もう学校はやめたからね、決まりとか女子生徒のやっかみとかきにしなくていいの」
 彼女が言うとおり赤いジャケットの胸の盛り上がったラインと胸元の鎖骨とIカップの胸の谷間が軽く覗いていて、黒いレザーのスカートも短くて同じ黒い網タイツには模様が入っていた。
「ここで何してるんですか?」
「君の家庭教師よ」
 勝手に持ち込んだ折りたたみ椅子に座ったまま紗耶香が答える。教壇に立っていた時と同じ眼鏡のレンズ越しに聡を見つめている。
「ああいうのって、学生のバイトや派遣会社から来るんじゃないの?」
「私は教員免許持ってるからね。まがりなりにもちょっと前まで現役だったし、女ってのがネックになったけど、組合に入ってなかったのがお母様に受けたみたい」
「でも、先輩たちの噂では『変わった人』だったって」
 聡は大して特色もない公立校で五年も持たずに教員から去る人間がはたして教師に向いてるのか疑問だったので、思わず本人を前に口にする。
彼の母親は兄弟も多く、人を見る目はあるといっても、間違いもあるのでは思った。
「それは、社会の偏見よ。おっぱいが大きい女は馬鹿とか、男がチヤホヤするからいい気になるって。そんなのは、全部胸がない女達の陰口よ。
お金が目当てじゃないの。私、みなし役員で黙っていてもお金入ってくるから。ちゃんと教育論があるし、まだ教育に携わる仕事を続けたいのよ」
 彼女がスタイルに恵まれていることと家庭が相当裕福で、教員の仕事をやめても収入を用意する位溺愛されていて、その上自分がしやすそうな仕事をしてるだけでプロを自称する我侭さも見て取れた。
「確かに、中学の時に行ってた塾はなくなったし…」
「これからは、教育もオーダーメイドの時代よ。それに、私は君が通ってる学校のことにも詳しいからね。いろいろフォローしてあげれると思う」
 やっと紗耶香は家庭教師らしいことを語り始め、彼の椅子の座面を軽く叩いて座らせる。
「それはどうも」
「君の私生活も、ある程度把握しておきたいわ。カノジョはいる?三年の秋山と二年の北村はやめておきなさい」
「いませんよ!まだ一年だし…それになんですかそのアドバイスは!なんで先輩限定?」
 少しまともなことを言い出すかと思ったら、いきなり下世話な話なので聡は思わず声を荒げる。
「だって、一年の子ってみんな胸が小さいし、顔が意地悪そうよ。きっとコソコソするタイプね」
「先生も相当偏見持ってね?」
「人生経験の違いよ。君の漫画にもグラマーな子多いし、嫌いじゃないはずよ。私から見たら、まだまだ小さけど?それとも、秘密の場所にロリコンや男の娘の本が?汚らわしい!」
 紗耶香は意に介さずしたり顔で語りだす。
「人をなんだと思ってるんですか!勝手に本棚まで見て」
「かわいい生徒よ。それとね、もっと際どいのがほしい時は言ってね。買いに行ってあげるから。君が自分で買いに行くと、人に見られたらいろいろまずいでしょ」
 聡が抗議も聞き流してお姉さんぶって笑う。
「嫌な気の使い方だよ。なんで近所で買うのが前提?」
「いいのよ、そういうのに興味がある年頃なんだから。何よりお母様には良くして頂いてるわ。二階のトイレに小箱と代えのナプキンも置かせて貰ったし」
 生徒の疑問に対し、彼女はあまりに赤裸々に語る。
「そういう日は休めよ。どこでやる気見せてるんだ」
「大丈夫よ、私ピル飲んでるから軽いし」
「荒れてなくても、かなりヤバイ性格なの分かったから」
「それなりの覚悟はしてるつもりよ。前の車売って軽に乗り換えたし、男も作らないつもり」
「なんでそこで色恋ネタ?」
「いや、だってどっちも乗り物だし」
「やめませんか、もうそんな話…」
「そうよね、私ったら舞い上がってたわ。DQNや脳筋とかビッチやスイーツにまで気を使って授業しなくていいと思うと、つい…なれなれしいわよね」
「いいですよ、次から気をつけてください」
「悪気はないの。怒らせて悪かったわ。オナニーの時間だったのね。せっかくの時間を邪魔したから、意地悪してるんでしょ?」
「失せろ、この腐れビッチ!」
 聡はついに我慢の限界に達し、目の前の不遜な女に腹パンを食らわせる。
「く…殴ったわね…子宮に当たったじゃない…とんだドSね」
「自覚がねーからだろ?」
「私は…絶対にやり返さない…大人を逃げない…むしろ顔パンを食らわせて欲しいわ」
「何だよ、はずみでやったことなのになにマジになってるんだ?」
「顔は殴りたくないのね?紳士じゃない。私の生意気な口にぶちこみたいんでしょ?いいわよ」

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