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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 10

帰ると、メッセージアプリに鶴木さんのメッセージが入っていた。
「宿題するから、後でビデオチャットで一緒にやらない?」
面白そうだったので、OKした。時間を決めるメッセージを送る。

今日の宿題を開いて、スマホをセットして…

「あ、亀山くんだ」
「鶴木さん」

部屋着…かな?私服姿に着替えた鶴木さんの姿が映った。
白地で胸元に小さなワンポイントが入っただけのシンプルな服。それはそれで良い。良いのだが。

「映ってる?私動くのわかるかな?」
「うん、大丈夫だよ」

細かな仕草を見せる鶴木さんの姿は非常に愛らしくて良い。見ていてほっこりするのだが…僕にとってはひとつだけ困ったことがあった。

鶴木さんの胸の形がはっきりとわかるし、少し動くだけでそれがブルン、と波打つのがわかるのだ。僕も男だから…

ついつい目が行きそうになる。制服姿の時より大きく見える。
でもまずは宿題だ。鶴木さんと一緒にこんなことができるなんて、本当に嬉しい。
だからこそ、とりあえず邪念を振り払おう。
変な目で見て、この幸せな時間を失いたくないし、何より鶴木さんに不快な思いをさせたくない。

「今日の宿題って歴史と数学だよね」
「亀山くんはどっちからしたい?」
「ん…じゃあ、数学から」

数学は僕の一番苦手な科目だ。
一人で宿題しても全部解ける自信がなかったから、こうやって鶴木さんに教えてもらいながらやれるのは正直助かる。
数学の手塚先生は美人だから授業は楽しみなんだけど。

「数学、苦手なんだ」
「そうなんだ。じゃあ、ちょっとずつヒントも交えながら行くね」
「お願いします」

画面の向こうの鶴木さんは、幸せそうで楽しそう。
早速僕は問題を解き始める。

「うーん…この問題って…」
「3番ね。それって、ヒントは、前と後ろに分ける事」
「…あ、そういう事か!」

計算を、問題の前半と後半に分けてまずそれぞれを解いてから組み合わせると…
計算式と結果を見せてみる。

「できたよ鶴木さん!こうかな?」
「亀山くん、できたじゃない。えっと…正解よ」
「そうか、こうすればよかったんだ。複雑な問題の解いていく順番が今一つよくわからなくて」

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