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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 11

「無理していっぺんに答えを出そうとしてたんじゃないかな。そうすると余計にわからなくなっちゃうから気を付けて。解いていく順番が大事」
「そうだね。ありがとう」

その後も問題を解き進めていく。
今までわからなかったことが、鶴木さんに教えてもらって次々、スラスラと正解を出せるようになった。

「ありがとう鶴木さん。すごく助かったよ」
「ふふ、亀山くんがどんどん正解してわかるようになってるのが私も嬉しいな」

画面の向こうの鶴木さんは少し暑そうなのか、手で顔のあたりをパタパタとあおいでいた。

「暑いの?」
「今日くらいの気温ならまだエアコン要らないかなと思ってたけど、ちょっとね」

そういえばこっちもちょっと暑い。それに鶴木さんのそういうしぐさを見ていると、何だか妙にドキドキしてくる。
何と言うか、普通に男目線で見ると、わざとなのか素なのかはわからないけど、鶴木さんのあおぎ方が妙に可愛いんだ。

「ちょっと待ってて」
「うん」

鶴木さんが画面の前から姿を消した。

しばらく画面には鶴木さんの姿がない部屋の様子が映し出される。
シンプルであまり女の子らしくない感じがするけど、その方がいいような気もした。
どこか遠くからよいしょ、という鶴木さんの声が聞こえて、少し経つとー

「お待たせ」
「!?」

服を一枚脱いだのか、鶴木さんの白い肌があらわになっている。

両肩に細い布がかかっているだけで、でもブラジャーにしては太いから、何かインナー姿なのだろうか。
胸から下の姿を想像してしまって、僕はドキドキする。

「さっ、続きしよっ」
「ああ」

平常心…平常心…念じながら、勉強に取り掛かる。
とりあえずわからないところを質問してみた。

「鶴木さん、この問題って……」
「それはね、その公式を……」

鶴木さんと勉強してるだけでも幸せなのに、あんな姿をされると綺麗だしセクシーだし、もうドキドキして、今一つ頭に入らない。
学習内容が頭に入らない、それだけならまだいい。
鶴木さんに見えない、僕の下半身はそれはもう大変なことになっていた。
それを画面の向こうの鶴木さんに悟られないかで気持ちがいっぱいいっぱいになりつつあった。

「それでね…」

ヤバい。勉強中なのに。

「ねぇ、亀山くん?」

……あぁ、鶴木さんっ。

「聞いてる?亀山くんっ?なんかさっきからヘンだよ?」
「えっ!!いやっ、そんなっ、ことはっっ」

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