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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 1

「千年さん、おはよー」
「おはよう、千年さん!」

奇妙な挨拶が教室の中で繰り返される。

「もぉ、なんでそうやって呼ぶわけ?」

当の『千年さん』と呼ばれた彼女は困惑しながらそう言う。

鶴木未羽さん。

「1000年に一度の超絶巨乳美少女」である。
それには僕――亀山冬馬も、思わず納得してしまった。鶴木さんはそう言われて当然な美少女だからだ。

顔がいい女子はどの年にも一定数入っててくる。しかし、バストとヒップも並外れたサイズはそうはいない。三桁台という分析も一部では出ている。
その上巨乳=デブというイメージを軽くスルーできるくびれも備えている。
秀才や運動部のエースから告白されても断ったという噂だ。人柄は清楚でありながら妖艶な一方で、時には子供っぽい部分も見せると同性の間で語られている。現に悪目立ちや横柄なふるまいもないようで、悪評も聞いたことがない。
評判は校内にとどまらず芸能事務所からグラビアや高級ソープまでスカウトされており、将来も嘱望されていた。

鶴木さんは成績も優秀。定期テストでは常に学年上位の位置にいるし先日の校外模試でも全国上位の成績だったと聞く。
運動に関してはその大きすぎる胸が災いしてかそれほどでもないが、そのマイナス面だってどうでもいいと思えるくらいの美少女。当然男子は彼女を意識する。

対して僕は…これと言って何の取り柄もない。同じクラスであるが鶴木さんと話せる機会すら作れない。そんな僕にできることは、毎晩鶴木さんをオカズに妄想することくらいだった。

最近では鶴木さんだけでなく、胸が大きいだけの女子やその辺のおばさんでも興奮しそうになる。
このままではいけないし、よくよく考えたら胸の大きい女性の気持ちや思春期と自慰の影響についても知らない。
この際保健室で相談することにした。中学のときは保健室なんてほとんど中に入る事もないまま卒業している。考えてみればあの頃は、悩みだってなかった。
でも、怪我や病気以外でも立ち寄っていいはずだ。今は少しでも人に話せば楽になるかもしれない。


その日の授業が終わって、荷物をまとめて保健室に足を運んだ。
行ってみようと思うのは簡単だけど、実際に踏み入れるとなると緊張してくる。
養護教諭以外に誰かいたら、質問したいことも言えない可能性がある。

コンコン

「あいてますよ」
「失礼します」

幸い、先生以外に人はいなかった。
養護教諭の千葉美乃梨先生。この人も若くて美人で、オカズにする男子も多いと聞く。

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