PiPi's World 投稿小説

うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 79
 81
の最後へ

うちのクラスの【千年さん】 81

「スーパーから家までじゃ手頃な所が無いからね、無理だよ」
「有ったらヤってたの?」
「ん、状況次第かな」
「あ、あんたね……」
「お姉ちゃんだって元々はこっち側の人間じゃない」
「……現実問題って物が有るの」

美鳥さんもやっぱりこの二人の姉なんだな。

「でも普段と違う場所というかイケナイ場所で冬馬さんに犯されるってどんな感じになるのかな?」
「私は学校の屋上でお口でした事有るし保健室では犯してもらった事有るけど良いよ!王道のシチュエーションだから燃えるんだよ!」
「良いなぁ、学校内って私には不可能だもん。学生としては王道パターンなのに」

いや、そういうのを王道って言って良いのかな?妄想では有るかもだけどさ。

「だよね!体育倉庫とか誰もいない放課後の教室とかプール及び更衣室とかさ!」
「あ〜憧れるな〜良いよね未羽姉は、やろうと思えば出来なくは無いし」

そんな物に憧れるな!もっと健全な乙女チックな物に憧れて!

「うーん、そういうのっていつ他人の目に晒されるかわからないから私はイマイチ…だったかなぁ」

おいお姉さん。ブレーキになってくれるのかそうじゃないのか。

「お姉ちゃんやっぱ経験あるんじゃん」
「悪い意味のドキドキ感はあったかもね。あと外だと変な場所だと汚れちゃったりするし」
「お姉ちゃん綺麗好きだもんね。お掃除の達人だし」

「へぇ〜。道理で後始末が手慣れてる訳だ。そういえばリビングが買い物前とちょっと変わってます?」
「あら、気付いたの?ちょっと気になったからね」
「美鳥姉は意外とこういう所はマメなんですよ」
「あれ?ぐうたらしてたんじゃ無かったんだ」
「アンタ等がイチャついている間に済ませたのよ」
「流石は長女ですね」

なんだかんだ言っても三姉妹の長女なのは伊達ではないのか。

「お姉ちゃんがいるから後始末の事は気にしないで良いから夕食後は冬馬くんは遠慮なく大暴れしてね」
「成程、汚しては駄目という遠慮、ストッパーは必要無いね」
「私は都合の良い掃除のおばちゃんじゃないのよ」

ぶっ飛んでる妹2人に同調しようとするとすかさず美鳥さんに突っ込まれる。
ご両親とてそれも想定しての外出、お泊まりだと思うけどあんまり美鳥さんの気苦労を増やすわけにはいかないかな…

「疲れたと思うから冬馬くんは甘いものでも食べてリラックスするといいわよ」
「ああ、これはありがとうございます」

「え〜っ、冬馬くんだけ?狡いよ〜」
「美鳥姉も冬馬さんには甘いんだね」
「あんた達に言われたくは無いわ。二人が私の立ち位置だったら冬馬くんを優先するでしょう?」
「勿論!」
「当然」
「……まあ、そういう事よ。実際彼は精神的に疲労してるしね」

二人の相変わらずのスタンスに呆れてる美鳥さん。

「それにしてもお姉ちゃんが点数稼ぎに出るとは、結局は私達の姉だもんね」
「案外私達より乙女な部分あるよ」
「素直になれないツンデレ的キャラかな?」
「いや、案外二人きりになったら冬馬さんを甘やかしまくりそう」
「分かる。姉の威厳とか気にしてるけど人目が無ければってパターン」
「外では鬼のキャリアウーマンタイプ。家では過保護な駄目男製造機。もしくは逆にダーリン呼びで甘えるとか」

「あ、あんた達ねぇ……」

好き放題に言ってくれる妹達にキレ気味の美鳥さん。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す