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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 64

「いえ、絶対、にっ、止めないで、下さいっ。止められるっ、方がっ、辛いです」
「で、でも。かなり辛そうだよ」
「お、お願い、します」

正直僕は悩んだ。ハッキリ言って未羽ちゃんの時より辛そうだ。何となくだけど、膣内の抵抗感も未羽ちゃんの時より強い気がする。
やっぱり中学生の未羽ちゃんには早過ぎたんだろう。そして僕の心が中止に傾き始めたところ…。

「冬馬くん、私からもお願い。止めないであげて」
「ちょっと未羽、流石にアレは不味いでしょう。多分冬馬くんもそう思ってるわよ」
「分かってるよ。だから止めないでってお願いしたんだよ」
「でも、やっぱり凪沙には無謀だったのよ。あの子には早過ぎたわ」
「その意見自体は間違ってないと思うよ」
「だったら」
「止めたら止めたで一生物のトラウマ、後悔になると思うの」
「どういう事よ?」

「凪沙って本当に冬馬くんが好きなんだよ」
「まあ、それは分かるけどね」
「その冬馬くんとの初めてのエッチで失敗判定で中断、終了なんて一生物のトラウマになるよ」
「かもしれないけど、ねぇ」

「それにさ、目の前で姉二人がエッチしてるのを見てるのに自分一人だけが失敗なんて女としてのプライドはズタズタだよ」
「私達は初体験じゃないけど、あの子は初体験の上にハッキリ言って年齢的にまだ未成熟なのよ」
「でも、姉である私は冬馬くんとの初体験を成功させてるんだよ。その私が見ている前で失敗なんて屈辱も良い所だよ。私との年齢差って言っても誤差の範囲だし」
「……」

「凪沙の様子じゃ無理矢理止めさせようとしても全力で抵抗して大惨事になりかねないよ。それに……」
「それに?」
「凪沙は“私達の妹”なんだよ。此処まで来て止められる訳無いよ。お姉ちゃんならどうする?私なら絶対嫌だよ。実際私の時も事前に止めないでってお願いしてるし」

「……成程ね、確かに私なら絶対止めないわ」
「もう成るようにしかならないんだと思うんだ」
「事ここに至っては外野がどうこう言うのは無粋か……しょうがない」

溜息を吐く美鳥さん。

「冬馬くん、色々思うところはあると思うけど続行で」
「マジですか?」
「私達は姉として、同じ女として凪沙の意を汲むわ。私なら、もとい私達なら此処で止められたら一生恨むだろうし」
「もう、撤退の二文字は有り得ないと?」
「凪沙が惨めになるだけよ」

美鳥さん、未羽ちゃん共に苦い表情をしての続行指示。となるともう僕も腹を括るしかないな。

「はあ、はあ、あぁ、冬馬、さんっ」

涙を溜めた瞳で、荒い息づかいをしながら僕を見上げる凪沙ちゃん。

「冬馬さんが、好き、大好き、だから、お願い、します…最後まで…私を未羽姉、美鳥姉みたいに、女にして…ください」
「わかったよ」

凪沙ちゃんを抱きしめ、唇を重ねながらさらに奥に腰を迫り出す。

「んんっ、ぐっ、んっ、んくっ」

苦悶の表情を浮かべ苦痛に満ちた声や吐息の凪沙ちゃんに心苦しいものを感じるものの、彼女の健気さや、こんな良い娘の初めてを奪っているという背徳感や征服感等で僕のモノは萎える様子が無い。
そして僕は心を鬼にして突き進み、遂に一番奥に辿り着いた。

「凪沙ちゃん、奥まで入ったよ」
「はぁ、う、嬉しいですっ、んくっ」

とは言え奥まで埋まっただけで凪沙ちゃんにとって快楽とは程遠い状況である。

「取り敢えずおめでとう凪沙」
「後は凪沙の身体が何処まで対応、適応出来るか、ね」

美鳥さんの言う通り未羽ちゃんの時の様に早い段階で凪沙ちゃんの身体が慣れて適応してくれる様に祈るしか無い。
僕は暫く動きを止めた。

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