PiPi's World 投稿小説

うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 48
 50
の最後へ

うちのクラスの【千年さん】 50

「えっと、何と言いますか、周りに親しくない人がいなければソッチ方面の話題はドン引きレベルも有る位に平然と言いますけど……」
「好奇心旺盛でも妄想止まりなら良いが未羽はそんな事無いだろう。時折、ドン引きレベルの暴走をするんじゃないかい?」
「……何か心当たりでも?」
「単純な話だ。私も学生時代に妻に絞られまくったんだ。それこそ肉バイブと言っても良い程にな」
「……まさか母親が貪欲だから娘にも遺伝してるとでも?」
「……妻の話も含めて他言無用だが、ここだけの話長女の美鳥も性欲が強くて恋人に逃げられてる」
「マジですか?」
「相手が私に直接詫びを入れてきた程だ。アレは間違い無く本心だったろうな。此方も妻の事で思い当たる節があるから『娘を弄んで捨てる気か?!』とはとても言えなかった」
「だから未羽ちゃんを相手にするなら鍛えておけと?」
「いや違う」

違う?今迄の話は何?

「君が未羽をKOした事を本人が嬉々として語っていたんだがそれを聞いた美鳥が随分と君に興味を示したんだ」
「それってまさか美鳥さんにも迫られるだろうからその分も鍛えろと?」
「……話はまだ途中だ。妻から始まり長女、次女ときたら……な」
「つまり三女もその傾向が有ると?」
「君は天性の絶倫かもしれないが三人相手だと流石にと思ってね」
「いや、止めましょうよ!姉妹で痴情の絡れは不味いですし凪沙ちゃんは中学生ですよ?!」
「未羽も拒否しない可能性が高い。君も心当たり無いかい?」
「で、でも凪沙ちゃんは……残る二人も十分早いですけど」
「無理矢理押さえ付けてどうにかなるならやってる。反発して大爆発したらとんでもない事になるのは分かりきっているから妥協するしかない」
「奥さんってあの見た目でそんなに凄い人なんですか?」
「未羽もそこそこ似てるが実情はどうだい?見た目で物事を判断するなって良い見本だよ」

立て続けにとんでもない話のオンパレードで頭の中がどうにかなりそうだった。
鶴木家、というよりお母さんの血筋の方が性欲の化け物みたいなお父さんの言い方に聞こえる。
それでも奥さんとうまくやっていけて、3人の娘に恵まれたのはお父さんもなかなか…というか3人だけって言う方がある意味すごいのかもしれない。

「余裕と興味があったら妻…風子だってな」
「いやさすがにそれはちょっと!?むしろストッパーになって欲しいくらいですよ?」

「流石に冗談だ。アレも何故か私以外は頑として受け付けなかったからね。誰でも良いのでは無く一途ではあったよ……良くも悪くも」
「一途が悪いんですか?メンヘラとか束縛系とかですか?」
「いや、単純に性の面での負担がね。回数もそうだけど結構無茶な状況下で求められたり、その辺の事情も結構オープンにしてたから胃が痛くなる様な騒動もあってねぇ。愛してるし別れようと思った事は無いけど相手次第では浮気も黙認しようかなって考えた事も有ったな」
「ネトラレ趣味なんて無いんですよね?それでも場合によってはって考える程に凄かったと?」
「まあ、疲れてると頭が回らなくなる時があるだろう?」

色々と大変だったんだなこの人も。未来の僕の姿かな?そんな事を考えていたら突然両肩を掴まれた。

「まあ、最悪三人になるかもしれんが娘を頼んだよ」
「いや、日本は一夫一妻制ですよ」
「公的に夫婦になれないだけだ。当人達の気の持ち様だよ結局はね」
「良いんですかそれで?」
「有象無象からの評価、評判なんてどうでも良いさ。それに…………犠牲者は少ないに越した事はない」
「あの、犠牲者扱いなんですか僕?」
「正直風子一人だから何とかなったんだ。風子が三人いたら確実に死んでるよ。そういう事で期待してるよ冬馬くん」
「何か娘を託すと言うより厄介事を押し付けられた感が強いんですけど」
「私が言うのもなんだか美人三姉妹を相手の親公認で姉妹丼出来るんだ。男としては夢の様な話だろ?」
「貴方が僕の立場なら喜んで受けるんですか?」
「是非とも御免被るな」
「おい父親」

思わず乱暴な口調になるが、あっちは気にせず、

「私なら腎虚か胃痛で死ぬと思うよ。一晩限りのアバンチュールならまだしも、三人のサキュバスと一生を共に過ごすなんて早死に確定じゃないか」
「私達を何だと思ってるのって妻や娘達に怒られますよ」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す