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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 49

とりあえず朝食を終えると未羽ちゃんに連絡を入れて未羽ちゃん凪沙ちゃん姉妹と合流して彼女等の家に向かう。尚、服装は普段着だし手ぶらである。

まあ服装は高校生だから別に良いとしても手土産の一つ位は持参した方が良い気がしたのだけど、未羽ちゃんから絶対に手ぶらで来てと言われている。鶴木家が勝手に日時を指定して呼び付けてるのに手土産まで持って来させるのはおかしい、との事だ。まあ、正直何を持っていったら良いのか分からなかったのもあるから良しとしよう。

合流時に未羽ちゃんに普段の様に腕を組まれたが何故か空いている反対の腕を凪沙ちゃんに組まれた。体勢だけ見たら逮捕された犯人にも見えそうである。実際は美少女二人に左右から抱き付かれている様なものだが。

そしてそれは鶴木家の玄関が開かれ僕等が中に入るまで続いたのであった。

「朝っぱらから迷惑かけるね」
「ふふっ、未来の旦那様が迷惑なわけがないでしょ」
「はあ」
「未羽姉、冬馬さんの話するときホントイキイキしてるんですよ」

僕と致す以前の未羽ちゃんの姿を知りたかった。

鶴木家の中に通されると奥の廊下から清楚な美人さんが現れる。
この人がお姉さんかな。

「あら未羽、その彼が噂の冬馬くん?」
「そうだよ、お母さん」

お母さん?!若いな、女子大生って言われたら疑う要素無い位には。

「いらっしゃい冬馬くん。未羽の母です」
「初めまして、亀山冬馬です」
「どうぞこちらへ」

そのまま奥に通される。其処にはぱっと見三十前後の男性と女子大生っぽい女性がいた。恐らく亀山姉妹の父親と姉と思われる。

「ようこそ」
「へぇ、本当に未羽がべったりなんだ」

因みに此処に至っても未羽ちゃんは僕と腕を組んでいると言うか引っ付いている。あくまで僕はされている側ではあるけど流石にどうなんだろうか?その辺を指摘しても離れてくれる気は無い様だけど。

パッと見穏やかそうな性格のお父さんでホッとしている。
会った瞬間拳が飛んでくるような頑固親父だったらどうしようかと思っていたからな。

「お父さんとお姉ちゃんだよ」
「未羽の姉の美鳥です」
「こちらこそ、よろしくおねがいします」

美鳥さんが一番お母さんに似ていそうだ。
そして未羽ちゃんと同じくらいの凶悪な胸の膨らみがテーブルに乗っかっているような。

「冬馬くんも座ってゆったりして頂戴。紅茶とコーヒー、どっちが好みかしら?」

鶴木一家との懇談は和やかに進んだ。主に未羽ちゃんの惚気がメインだけど流石に他の女性の話、つまり教師陣二人の話は出なかった。流石の未羽ちゃんでもこの状況下でハーレム云々の話題は出す気は無かったらしい。

ひと段落ついてトイレに行き、出たところでお父さんに小声で呼び止められ書斎に招かれた。妻子のいない状況でブチギレられるのかとビビっていたら全然違う内容だった。

「君は部活などはやっていない様だが身体を鍛えた方が良いな」
「運動部に所属しろと?」
「いや、身体を鍛えるなら、と言うか体力……いやハッキリ言えば精力を鍛えた方が良いな」
「せ、精力ですか?!えっと、その、何と言うか」
「心配しなくて良い。高校生の未羽の父親として思うところが無い訳では無いがそれよりも他所様に腹上死されると困るんだよ」
「は?腹上死?」
「幸い君は天性の絶倫らしいから未羽でも大丈夫だろうが……」
「未羽でも?」
「父親が言うのも変な話だが未羽は性欲が強いだろう?」

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