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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 48

未羽ちゃんの変態、トンデモ発言にドン引きしないあたり、この妹・凪沙ちゃんも相当だと思われる。
せめてこの子はピュアであって欲しかったけど、なんかそうじゃ無さそうだよな…
お姉さんほどではないにしろかなり発育は良さそうだし、きっと男子からの人気だってー

「おっ、冬馬くん。早速凪沙にロックオンだね」
「いやそういうわけじゃ」
「えっと、優しくしてくださいね?」
「君こそ僕をどんな風に見てるの!?」

「だって“未羽姉の恋人”ですよね?」
「…………」
「しかも未羽姉が太刀打ち出来ない絶倫さんだと聞いてますけど」
「…………」
「未羽姉がダウンしたら近場の女に標的が移りますよね?もし我が家でしてた場合私がロックオンされる可能性もあるのでは?」
「いや、そこまで節操が無い男だと思われるのは心外なんだけど」
「えー。其処は『次はお前だぁ!』って言って凪沙を襲わないと」
「未羽姉の相手の割に意外と草食系なんですか?」
「君達の男性観という物をじっくりと吟味したくなるね」

流石未羽ちゃんとその妹だ。

「凪沙ちゃんは無理矢理襲われるのが好みな変態なの?未羽ちゃんも妹を襲えなんて言っちゃ駄目でしょ」
「私だって好みのタイプとかムードとかシチュエーションは有ります。でも私は“未羽姉の妹”であなたは“未羽姉の恋人”なんですよ。まともな人間だと言われても説得力有りますか?」
「…………正論過ぎて何も言えない」
「ねぇ、もしかして二人共私の事変人だとおもってる?」
「うん」
「当たり前でしょ」
「酷いよー」

シクシクと泣き真似する未羽ちゃん。まったくこの子はもう。

「冬馬さん」
「はい?」
「私、冬馬さんのこと、好きか嫌いか答えろって言われたら、好きです」
「あっ、ええ…」
「さすが私の妹だね」
「未羽姉が惚れた男の人ですもんね。きっと美鳥(みどり)姉も気にいるんだろうな」

凪沙ちゃんはそう言って微笑む。

「冬馬くん週末に家来るから、その時ゆっくりお話ししようよ。お姉ちゃんも含めてさ」

「OK。では冬馬さん、週末を楽しみしてますね」
「じゃあ冬馬くんまた明日」
「う、うん、さようなら」

自宅に到着した2人は帰っていった。次の週末が今迄と同様かそれ以上のとんでもない日になるのは間違いないだろう。僕は何とも言えない気分で帰宅するのだった。


木曜日は女性陣で話し合ってたらしく、昼休みに保健室で未羽ちゃんと密かに一戦交え、放課後に教師2人と某ホテルで御休憩となった。未羽ちゃんも参加して初の4人での宴としたかったらしいけど翌日も平日で学校がある上に僕は親元で暮らす学生であるので宿泊は無理。となると時間は限られるので人数を減らし未羽ちゃんは昼休みに回った。

そして金曜日は僕に対して手出し無用となり何も無かった。本来なら教師陣の何方かが木曜日、もう一方が金曜日にという話もあったものの土曜日の展開がどうなるか分からないので休息日に当てられた。



あっという間に運命?の週末はやってきた。
休みにもかかわらず平日とほぼ同じ時間に目が覚めてしまう。
携帯を確認すると未羽ちゃんからのメッセージが。

『冬馬くんおはよう。朝ごはん食べたら連絡してね。凪沙と一緒におうちの近くで待ってるからね』

僕が目覚める30分前くらい前の送信だった。
凪沙ちゃんもノリノリなのが何となく思い浮かぶ。

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