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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 42

しばらく脳内で情報整理でもしていたのか無言で突っ立っていた百瀬先生だが、ようやく理解したのか僕のほうを向いて―

「亀山くんって意外とやれる子なのねぇ」
「いや、何なんですかその評価!」
「ふふ、冬馬くんってすごいんですよぉ。もうバッキバキでイケイケでオラオラ攻められてメロメロなんですから―」
未羽ちゃんなんですかその言い方。

「で、どうかな里咲」
「何がどう、なのよ」
「別れた旦那のことまだ引きずってるでしょ」
「な、なななな、、、生徒の前で何言うのよ!?」

「いや、里咲がアイツの事で男っ気が全然だからね、良い機会だから里咲を巻き込んでしまうのも良いかなと思ったのよ。ただ流石に男子生徒のハーレム要員っていう話を切り出すのに困ってね。私がこの話に巻き込まれた理由が理由だから」
「美乃梨がよりによって私の担当生徒に手を出してたとはね」
「で、でもその経験が有ったから里咲を参加させようって結論に至ったのよ。彼なら打って付けだから」
「どういう事?」
「彼なら良い子だから里咲を悪い様にはしないし多分人生観を変えてくれるわ。それに彼のアレなら里咲も気にいるはずよ。まあ、効きすぎて鶴木さんみたいに沼にハマる可能性もあるけど今よりはマシだと思うわ」

美乃梨先生は今度は僕等に話しかける。

「詳しくは言えないけど里咲は色々有って色恋沙汰に随分と臆病になっちゃったの。だからちょっとした荒療治が必要そうだからこの際利用させてもらうわね」

「え、ええと」
「まあお互いに得するんじゃないかな?鶴木さんに一人負担を背負わせ続けるのもあれでしょ。里咲に関しては友からのカウンセリングよ」

美乃梨先生が保健室を後にしようとする。

「出て行っちゃうんですか?」
「今からおっ始めるなら、ね。目の前で見ちゃったらムラムラしてどうにかなっちゃいそうだし。鶴木さんは大丈夫?」

「申し訳ありませんが昨日今日と機会に恵まれませんでしたし、今この場が本日最後の機会でしょう。それに失礼ながら百瀬先生が冬馬くんの御相手に相応しいか見極めさせて頂きます」
「まあ、良いんじゃないの。それにあれだけ保健室でしたがってたからこの機を逃すとも思えないしね」
「ちょっとちょっと、勝手に話を進めないで。私を勝手に淫交教師にしないで頂戴」
「冬馬くんとエッチするのは嫌だと仰るのですか?」
「いや、あのね。私達は教師と教え子なんだけど……」
「何を仰ってるんですか?!だから良いんじゃないですか!教師と教え子が保健室で禁断の関係に至るなんて実に滾るシチュエーションですよ!」
「「「…………」」」

大興奮する未羽ちゃんの剣幕に僕らはドン引きもいいところだった。

「鍵だけはかけてね」と言い残して美乃梨先生が保健室から去ると、室内には重い空気と沈黙。
それなのに股間が熱を帯びて立ち上がる。

それを察したのか未羽ちゃんは
「百瀬先生も冬馬くんのを見たら、きっと気が変わると思いますよ」

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