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うちのクラスの【千年さん】
官能リレー小説 - 学園物

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うちのクラスの【千年さん】 32

ドクン、ドクンと未羽ちゃんの膣内で脈打つ僕の肉棒。
未羽ちゃんのビクン、ビクンと震える身体を必死に支えながら予定外の射精を最後まで送り込む。

「ふぅ……なんかすごかったな」
出し終わったところで未羽ちゃんの中から自らを引き抜く。
ぐったりした未羽ちゃんを浴槽にもたれかからせるようにゆっくり膝から降ろす。

「しゅきぃ……とーまくん、だいしゅきぃ……」

その後僕等は改めて身体を洗い、各種後始末及びチェックを済ませ未羽ちゃんの部屋でイチャイチャしていた。

未羽ちゃんの甘えっぷりが更に加速して僕から離れるのを嫌がる様になり、後始末に手間取った。そして軽く食事をする事になれば食べさせ合いっこをするし、おしゃべりや動画を見る時も未羽ちゃんが前から、横から、後ろからと、何かにつけて僕に引っ付く。そして移動する時も片時も離れようとせず……という事で現在に至る。

まあ、僕としても問題は無いから良いんだけど今後外で、特に学校で自重してくれるのかがかなり不安になる。正直隠そうという発想が有るのかすら疑問だ。

男女問わず人気のある未羽ちゃん。先生からも評判はいいし、未羽ちゃんが学校でもこんな状態なら僕はあらゆる方面から殺意の波動を感じなければならない…

結局帰るときも日が暮れるギリギリまで一緒に過ごしたし、だいぶ離れるのを渋られ惜しまれた。
月曜日からの生活に不安を抱きながら僕の週末は終わった…


…だったのだが。
月曜、朝学校に来てみたら未羽ちゃんの反応は僕が抱いていたよりも普通だった。
自分の席に着いたらこちらを振り向いて笑顔で小さく手を振る程度。
未羽ちゃんもさすがに人前では自重してくれてるかなと思ってホッとする。
もし女慣れしてない状態でされたら今の小さな反応でも勃起モノだろうが。

これからも今まで通りの学生生活を送れるんだ!いや、未羽ちゃんと秘密の恋愛を楽しめるのだからこれからの学生生活は薔薇色だ!僕は実に機嫌良く授業を受けていった。

しかし、そんな考えは甘いのだという事を昼休みに痛感した。昼休み開始後、すぐに未羽ちゃんが僕の所にやって来て爆弾発言をかましてくれたのが事の始まりだ。

「冬馬くん、お弁当作って来たので一緒に食べましょう」

瞬間、教室から音が消えた。まるで時が止まったかの様に。そして数秒の後ざわめきが広がる。しかしそんな事はまるで気にも止めず未羽ちゃんはニッコニコで更に続ける。

「冬馬くん、いつも学食か売店だよね?だから冬馬くんの分も作って来たけど大丈夫だよね?」

わーい、未羽ちゃんの手作り弁当だぁ、嬉しいなぁ…………なんて呑気な事を考えていられる筈も無く。益々ざわめきが大きくなり教室中の視線が集まるのをヒシヒシと感じる。

それでも未羽ちゃんは一切の動揺を見せず僕の前の席の男子に話しかける。

「ごめんなさい、席を貸してもらえませんか?」
「は、はい。どうぞお使い下さい」
「ありがとう」

男子は軽くパニクってるのか随分と丁寧に席を譲った。そして未羽ちゃんは席を回転させて僕と向かい合わせで座り、机の上に大きいタッパーを置き蓋を開ける。中には美味しそうな手作り感満載のお弁当が敷き詰められていた。全員が呆然と見つめている中、未羽ちゃんだけは平然と箸と小皿、更に紙コップに入ったお茶を二人分用意した。

「いただきます」
「……いただきます」

未羽ちゃんの言葉に僕も続くしか無かった。こうして天国なのか地獄なのかよく分からない昼食が始まったのであった。

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