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香港国際学園〜外伝〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜外伝〜 92

一人の手元には、鉄パイプとプレス加工の主部品に樹脂製グリップをゾンザイに組み合わせた様な、おもちゃと見紛うマシンピストルKG9。
その銃口部には黒塗りの珈琲缶、所々の小さな亀裂から僅かな硝煙と共に、焦げた金網状の細い針金がハミ出していた。
「つーか申し訳程度の減音器なんだべ?あんま撃つなってばよ!」
隣でブツクサ垂れる相方は能力者対応鋼材の日本刀を、プラプラと威嚇気味に提げていた。
「オラ、サクッとすませてやっからよ?パンツ脱いでケツ向けろ?服とか切られたくねーべ?」
学ランの背中に鞘を襷掛けの剣帯で佩いた剣豪気取り。
道端に放置されていたサバ味噌か何か、厚手の空缶を軽く一撫でで両断して見せた。
「ふぇ…ひぃ?」
少女は自覚した、自分は少なくとも、巨大ロボットを操ったり、稲妻ドカンとドラゴンを吹き飛ばしたり…そんな無敵ヒロインの部類ではないのだ。
先程、夜食を買いに出たコンビニで用を足していなければ、失禁どころの騒ぎではなかった。
セミビキニの白パンを、踏んづけたり、軽く転びそうになりながら脱いだそれをポケットに仕舞う。

薄明かりの中、野郎共は膝辺りにズボンと下着を引っかけた姿で、その逸物を見せ付けてきた。
「別に俺らぁ、ロ○コンって訳じゃねぇよ?犯られ顔って一発で判る奴?空気読めっから?」
「つーかぁ?バッヂ見りゃ学園のノリとか知らねーってバレバレだべ?」
小四頃に道徳のプリントでは曖昧なイラスト表現が成されていた、セ○クス可能な状態の男性自身が二つ。
少女は目を背ける様に背を向けた。
「オラ、ピストン運動でコケるべ、壁に手ぇつけ。」
言われるままにそうすると『らしい』スタイルになった気がした。
少女は○イプ行為に晒されようとしている自分を再認識した。
破れた着衣を押さえ泣きながら出てくる女、映画みたいなワンシーンは立派な通報対象。
尻と下着だけを云々…手早く性器を捧げろという事か。
順番決めジャンケンと軽い口論の後、一番乗りの決まった方が少女のスカートとコートの裾を捲る。
唾か何かで濡らしたらしい、粘っこく生暖かい丸みが、自分でも滅多に触れないデリケート箇所に圧し当てられた。
「つーか?中坊だとホント『割れ目』じゃね?」
「締まりよっか色気だよなぁ?」
割れ目だ膜だというより壁。
そこに僅かな隙間、花弁すら整っていない性器。
少女はもう何を言われても、寧ろ早く済ませてくれという諦めしかなかった。
「ふん!」
低い息遣い。
最初は腰骨でもカチ割られたかという打撃。
違う、両手は腰を掴み尻に皮膚の重なる感触、そして生理痛に似た下腹部の鈍痛、電車の様な身体の揺れが絶望的な不快を増長させる。
声を出すなと命じられたが、どのみち少女の唇からは歯ぎしり紛れの吐息のみ。

「ひぎぃ!だってよ!」
「とっとと替われ!」
会話が聞き取れる様になった頃、痛みもより具体的になってきた。

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