違うのは時末が真剣に青年の説明を聞く様になったぐらいだ。
「…既に何名かの同志が命を落としている、気をつけてね?」
軽々しく本来の能力を使えば正体の露見に繋がる故、特に普通科へ潜入する者の束縛は多い。
そのハンデは敵勢力の妨害どころか校舎裏の喧嘩一つさえ命取りとなる…かといって引き籠りでは工作員の意味がない。
その他、計画全体の障害となれば青年の側で、やはり『無かった事』として始末される。
「うん、わかった。」
「よろしい…そろそろ役所巡りの繰糸くんも含めて他の面子も揃う頃…かな?」
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