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香港国際学園〜外伝〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜外伝〜 63

震える指でシリンダーから空ケースを弾き出し、予備弾を探すが…ポケットから溢れたらしく見付からない。

仕方ないとホルスターに戻し賞金稼ぎの銃…64式ライフルを確かめるが、今の戦闘で破損…バラして二個イチ三個イチすればどうか知らないが、雪菜にそんな知識はない。

「うわぁああっ!!」
そうこうしている内に槍を構えた賞金稼ぎが雪菜に突っかかって来た。

からからに喉が渇き血が沸き立つ。
切っ先を軽くかわし無造作に背中から白木の長脇差を抜くと、片手打ちに降り下ろした。

すとん…と小気味の良い衝撃。

槍の前半分と共に、賞金稼ぎの左手の指が数本落ちた。
雪菜も元々喧嘩達者だけにセンスが有るようだ。

「刃筋だの引き切りだの解んないけど…こんなモンかぁ…。」

酔った様な妖しい瞳…クールビューティにしてセ〇クスジャンキー…今の雪菜は暴力ジャンキーか。

「ひぃいいいっ!?」
情無い悲鳴を上げる賞金稼ぎ…飛ばされた指を拾い集め、傷口を押さえながら蹲る。

「…右手残ってんだろ…帰ってマスでもカイてな!?」
べろりと血刀に舌を這わす雪菜。
賞金稼ぎは失禁の異臭を放ちながら這う様に逃げ出した…。

不良三下学生を蹴散らした後…雪菜の躯が小刻みに震える。
能力の反動での発情…己ではコントロールできない強烈な淫気に、雪菜の目は血走り不快な汗が全身を襲う。
段々と躯の奥底から熱いものがドロリと溢れ、躯を火照らせていく。
かなりヤバい…サラの部屋まで意識を保つのも難しい状況に、雪菜は手っ取り早く欲求を解消させる術を選ぶ…まるで小水を我慢するように脚を震わせながら藪の中に駆け込んだのだ。

…私ともあろう者が…何でこんな所でオナらなきゃならないのよっ!!……
シチュエーションにはかなり不満があったものの、最早コントロールできない欲求に振り回される雪菜…
藪の中でベチョベチョになったショーツをかなぐり捨て、スカートも乱暴に脱ぎ捨てると両手でアソコを弄る。
…でも…イヂメの後にオナるのも…いいかも……
不満なのもどこへやら…すぐに快楽に痺れる頭で勝手に納得してオナり続ける。
その為…雪菜は『ソレ』の気配に気付く間も無かったのである。

地面に座り込み、両手で自分の感じるポイントを撫でていく…最初は弱くゆっくり…そして段々早く荒く…
もうこの前までの生娘とは思えない官能の吐息を上げて乱れる姿は、雪菜が性と暴力の申し子…香港の住人に相応しいと言う事だろう…

その時…クスクスと笑う声…
ようやく雪菜は『ソレ』に気付き、中断された不快な表情で首を廻らす。
その雪菜の目に飛び込んできたのは…動物の群れだった。

群れ…と言っても多種多様…草食獣も肉食獣も混在していた。

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