普通の高校に女子限定クラスができた理由 93
恋の中に、まだ無理矢理犯されたときの記憶が浮かんでくる。光一にはそれは真似して欲しくないのだ。
「もうちょっと…優しく、君のできる限りでいいから」
「うん…」
光一の両手が恋の胸を揉む。先程よりは痛くない。
「そう…その調子で…いいよ」
恋はだいぶゆったりした気持ちになることができてきた。光一も、揉むコツをつかめてきた。光一は、恋の背中により近づく。お互いの温もりを感じる。
光一は思い切って、両指を恋の乳首へと伸ばした。
そこはもう、かなり堅くなっていた。
「ひゃっ!」
「え、あ、大丈夫?」
「…続けて」
「うん…」
恋が続けて、と言ったのは感じてしまったことに対する照れ隠しである。
光一はそうとは知らずに試行錯誤を続けた。
「んっ……あ、っ」
「どう…かな」
「いいよ…もっと…つづけ、て……あんっ」
光一が硬くなった乳首を指でそっとつまむ。
「あぁああぁ」
恋は身体が熱くなり、声を我慢できなくなっていく。
光一は、その声をどう判断していいか最初分からなかったが、少なくとも最初のように痛そうではなかったのでそのまま続けた。
"やめて…"
恋はそう口にしたくなった。
それでも、心の奥で"本当にやめられてしまったら、嫌だ"という気持ちも沸き起こってきていた。多分、この男は、やめて、とかいうと本当にやめてしまうだろう。そんな考えが恋の頭の中を巡っていた。
「…………!!」
恋の身体がビクン、と震える。
手探りで愛撫を続けていた光一が、偶然にも恋の一番感じるポイントを突いたのだ。
「あ、あっ、う……」
身体から力が抜けていく。
「だ、大丈夫?紺野さん…」