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普通の高校に女子限定クラスができた理由
官能リレー小説 - 学園物

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普通の高校に女子限定クラスができた理由 84

 「さあ、次行こう」
 愛の声に、戸惑い気味だった男子もゲームに戻る。
 再び恋が勝ち、そして、光一が、負けた。
 光一にはもう、トランクス以外に脱ぐものはないと思われ、愛や奈津美は目を伏せたが、光一は靴下を脱いで自ら「次行こう」と言った。
 安堵の空気が流れ、恋はふっと笑った。

 次のカード交換で、光一は4を2枚受け取った。手元にも、4が2枚あった。
 "よし"
 光一は気づかれないように心の中でニヤリとした。

 光一は、序盤では通常出さない強いカードを矢継ぎ早に出したあと、勢いよく四枚の4を出して、言った。
 「革命!」

礼と直樹はやりやがったなコイツ、といった感じの表情で光一の顔を伺う。もちろん彼らに対抗できる手札はない。

「パス」
「俺もパス」

女子3人は……愛と奈津美はパス。最後の恋も、さすがに何もできなかった。

 そうして次のターンも得た光一は、手持ちのカードをすべて出すことができ、大富豪となった。
 そして、これまで圧倒的優位に立っていた恋は、大貧民となった。
 俯く恋。
 光一は、勝ち誇ったような態度は抑え、丁寧に言った。
 「じゃあ、紺野さん、流れ的に、よかったら、脱いで、くれる?」

断わろうと思えば断れるのだが、恋が愛に視線を向けるとニコニコしながら愛が恋を見ている。
恋はため息をひとつついた。

「わかったわ」
小さく答えて恋は服を脱いだ。愛にも負けず劣らずの豊かな胸が男子3人の視界に飛び込んでくる。

 男子たちは、目をそらし、下を向いた、が、まわりを伺いながらチラチラと見るようになった。
 目に飛び込んだのは、本当にブラだったのだ。
 愛は、恋の方を見た。愛から見て驚くほど恋は平然としている。愛は、それは平然を装っているのか読み取ろうとしたがよくわからなかった。
 誰かが何かを言う前に恋は次のゲームを始めた。そして、再び光一が大富豪、恋が大貧民になった。恋は、平然と、ブラを取り去った。

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