普通の高校に女子限定クラスができた理由 70
「あうっ!そこっ、最高っ!」
自分たち以外に人がいないからこそ…亜優は余計に快感に浸り喘ぐ。
知宏も力強く亜優の中に自らを送り込んだ。
「ああっ、もう、ダメっ…」
「イケよ、しっかり支えておいてやるから」
「ああああぁっ…」
亜優は絶頂を迎えて、思わず手を離してしまった。
それを支える知宏。しかし知宏も限界に近かった。
「イクっ」
亜優の中に液を送り込みながら知宏は静かに膝を折って亜優を地面に下ろした。
「いやぁ、最高だったな」
「そっちもか」
知宏が亜優をそっと横にすると、そこに健人が近づいてきた。
智里は健人の身体にぐったりともたれかかっていて、健人はそれを支えていた。
「部屋に戻ったらもう一発だな」
「桃子ちゃんともやりたいな」
「なんか、展望台までは行かなくてもよくね?」
「別の意味で上まで登っちゃったし」
6人はしばらく休んだあと服を着て、予定より早くホテルに戻った。
恋、奈津美、愛と、光一、直樹、礼の班。
礼はちょっとホッとしていた。
班決めのときにお菓子を作った画像を出したあと、ボロが出ないように他にもいろいろお菓子を作っていたのだった。
努力の甲斐あって、これまで愛と話していても全くボロが出ることはなかった。
彼ら6人の班は地元産の和菓子を作ったり売ったりしている施設を見学していた。
愛と礼が話が弾んでいる中、恋と奈津美、直樹と光一の間にはまだこれといった会話はなく、静かにいくつかのコーナーを見て回っているだけだった。