普通の高校に女子限定クラスができた理由 69
智里に「このまま入れちゃっていいよ」と言われた健人は、それを実行しようとその場でちょっとかがんて入り口を探した。
智里は健人の両肩を持った。
「これ、どう?」
健人は智里の意図を理解した。
「おお、やってやろう」
健人は智里の両脚を持ち、入り口を引き寄せる。
健人は智里を抱え上げながら腰をグラインドさせた。
先端から自らの分身が智里の中に導かれていく。
温かさと締め付けが同時にやってくる。
「あああっ、健人くんのっ、私の中に入ってるっ」
「いいぞ、すごくいいぞ、智里ちゃん」
「あっ、あっ、奥まで来ちゃうかも、先っぽがコンコンってノックしてくるみたいっ」
二人はそれほど体格に差がなかったので「駅弁」をやるのには双方に少しずつの不安はあった。しかし、始めてみるとそんな不安はたちまち解消して互いに快感に酔った。
上に崇央を見ながら快感に叫んでいる桃子も、他の二組は視界に入っていた。
(あああっ、2人とも、気持ちよさそう)
しかし今の桃子には2人を、その相手の男を気にする余裕はなかった。
崇央の激しいピストン運動によって快楽の高みに導かれようとしていたからだ。
「ああっ、いいっ、イっ、いっちゃうよおっ」
「何度でもいけばいいさ、俺もたっぷり出すから」
「ああっ、ああっ、あっ!!!」
「ああっ!イッたぁ!」
桃子は限界に達し、そう叫んだ。
崇央のピストン運動はまだ止まらず、ますます激しくなる。
「すごいぃ、体が、ほんとに浮いてるみたい…」
木に掴まっている亜優は、そう叫びながらも、一方で掴まっている手の力が緩んて落ちてしまうのではないか、と改めて木を握り直した。
「ちゃんと支えてやるぞ」
その雰囲気を察したのか、知宏も亜優を前後させる両腕に改めて力を込めた。