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普通の高校に女子限定クラスができた理由
官能リレー小説 - 学園物

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普通の高校に女子限定クラスができた理由 35

 「みんな、急に集まってくれてありがとう…今日はみんなに、ちょっと作業を頼もうと思うんだ」
 泉が話し始める。
 「先生、うちのクラスだけよばれたみたいですけと、何でうちのクラスなんですか?」
 萌が質問する。

「それは、うちが女子だけのクラスだからってことかな」
「はあ…」
「実際特別扱いされてるところもある…私は別にいいです、って言ってるんだけど」
泉の話を8組の生徒たちは素直に聞く。

「で、明日は体力測定を行うってのは朝話したよね…」

 泉は続ける。
 恋は、少し下がった場所から聞いていて、泉がやや言いづらそうに話していることに気づいいてた。
 「明日に向けて…体を慣らしておこう。まず、準備運動から」
 小さいスピーカーからラジオ体操第一が流れ始める。見学者以外、みな体操を始める。

体力測定がある、というのは以前から知っていたこと。
高校でもやることは変わらないはずだから前日になっていきなりこんなことをしなくても…と訝しむ者も中にはいた。
その筆頭が愛華とちなみだ。

泉も一緒に体操をしているのだが、その動きは少し不自然だしどこからか奇妙な音が聞こえる気がした。

 ラジオ体操第一か終わったあと、泉は「脚をほぐしましょう」と言って伸脚、その場に座っての開脚、を指示していった。泉も当然行う。
 「西松さん、松本さん、ほら、もっと開いて」
  「もう限界でーす」
 愛華は、まだ余裕はあったがそう言った。

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