普通の高校に女子限定クラスができた理由 21
もう、桃子以外の女子部員は男子部員の体を受け入れていた。
「あの、俺も、もう、いいのかな?」
「だめじゃないけどさあ、もう少し、準備できてからにして」
「準備、って?」
「女子から言わせるの?濡れる、ってこと、分かる?」
桃子はもう靴下以外全部脱いでいたが、知宏が早まっていこうとすることにちょっとイライラしていた。
「どうしたら…」
「ほら、ココ。指でも舌でも、いいから、ただし、優しくね」
桃子は知宏に向かって足を開き、わかりやすく指し示した。
「ここを…?」
知宏はそっと指で桃子が開いて見せた茂みの部分を指で撫でる。
「もっと、して。そうすれば、ここが濡れてくるの」
知宏は、戸惑いつつも、優しく、その場所に触れ始めた。
桃子は眼を閉じてそれを感じる、のだが、どうしても思ってしまう。
“優しい、けど、やっぱりちょっと、ぎこちないな”
「手伝おうか?」
岩上が声をかけた。岩上は、うっとりした顔でぐったりした日菜子を横に寝かせて、液を滴らせながら桃子と知宏を見た。
「えっ、あっ、はい…」
知宏は一瞬うろたえながらも頷く。
岩上が桃子の真正面に立ち、知宏が少し横にずれた。
「君は、彼女に咥えてもらえ」
「は、はい」
岩上が言うと、知宏は桃子の目前でズボンを脱ぐ。
「君は、咥えたことはあるか?」
岩上が桃子に確認する。
「え、ええ、まあ…」
桃子はそう言いつつ少し引き気味になっている。知宏がトランクスを脱いだあとに飛び出したものは、明らかに、臨戦態勢に入る前にはすっかり皮を被っていた様子だった。
岩上は知宏におしぼりを渡した。
「すっかり剥いて、拭いた方がいいぞ」