普通の高校に女子限定クラスができた理由 179
無心で腰を振り続ける畑中。
桃子の身体を存分に味わいながらも、それが長続きしないのを感じてくる。
「も、もうダメかも…」
「私もイッちゃう!先輩、きてぇ!」
ほぼ同時に果て、畑中は桃子の膣にすべてを解き放つ。
「はあぁっ…畑中先輩、よかった…です…」
畑中と桃子はしばらく結合したまま余韻に浸っていた。
その頃には、他のメンバーは行為を終えて休んでいた。
そしてみなそれぞれシャワーを浴びて…ここはもちろん男女別は無視して…その後、所定の更衣室に戻って、制服に戻って帰途についた。
夕暮れの和室に、静かに佇む2人の女子生徒。
和室といっても学園の敷地内で、茶道部の活動拠点だ。
「不思議なものね」
「そうですかね」
1年8組の水口優梨子と、3年の茶道部部長、砂川奈緒美。
「ほとんどの子が嫌がって逃げて行ったって話なのよね」
「私は、別に嫌いではなかったですよ。初めての時は驚きましたけど」
「一年生で、残ってくれたのは、8組の、あなただけだった…ありがとう」
「そんな、お礼言われるようなことではないですよ…砂川先輩は、最初はどうだったのですか?」
「うーん…もちろん、驚いたよ…でも…」
奈緒美は夕暮れの空を見上げる。
「私は他人とは変わってるってよく言われるから……あの人のこと、ちょっとイイかも、って思っちゃったんだな」
「もしかしたら、私も、そうかもしれません」
「あら、気が合うかもね」
視線を合わせ笑い合う2人。
ほどなくして茶道部の顧問、吉沢が和室に入ってくる。