普通の高校に女子限定クラスができた理由 176
やがて、岩上-梨沙子ペアと桃子-知宏ペアがそれぞれ果て、あとは下田-智里ペアだけになる。
日菜子は更衣室の手前のシャワーを浴びに移動する。畑中も続いた。
やがて終えた四人も合流する。
「下田君すごいね」
「アイツは、一番性欲のある奴だからな」
岩上は日菜子が差し出したスポーツタオルを受け取り自分の汗を拭く。
「相手の子は大丈夫なのか」
「智里もここ最近溜まってる感じなので」
「それでも…あと3発はやりそうだな」
知宏は絡み合う二人を見ていた。そして、いつの間にか、股間は再び盛り上がっていた。
「横坂くん、もう一回、ヤりたい?」
その股間に気づいた梨沙子が、笑みを浮かべながら知宏に近づいた。6人は、タオルを持っていたりはするが、まだ服を着た者はいない。
「えっと、その」
今日はこれで終わりかなと思っていた知宏は少し困惑する。
しかし、目の前の梨沙子の姿と、先ほどの行為を想像してしまって、股間に熱が入ってくる。
「梨沙子から言ってくれるんだぞ、なかなかないことだ」
岩上が言う。
「え、は、い」
知宏は戸惑いながら応える。
「じゃあ、どうしたい?」
梨沙子はにっこり笑ってそう言って知宏に近づく。
「えっと、先輩…」
どうするのが、一番先輩の負荷が少ないか、と聞こうとして、それは、自明だと気づく。
「え、じゃあ、横になってもらって、いいんですか」