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普通の高校に女子限定クラスができた理由
官能リレー小説 - 学園物

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普通の高校に女子限定クラスができた理由 17

「私たちの間では結構あったよ。クラスでも仲の良い子はあまり男女の垣根も感じなかった。それで、付き合っちゃうなんてこともあったかもね」

…それがバレてしまったから、先生は?

恋は考えてはいけないと思いながらもまたそんなことが頭の中に浮かんでしまう。

 そんなとき、チャイムが鳴り、泉は去り、この話は終わった。

 休み時間。愛は、再び班決めアプリを開き、礼たちのグループにメッセージを送った。

 「メッセージありがとうございます。お菓子、よく作っているのですか?」

「ん…何か来たな」
礼がスマホを確認すると、すぐにアプリがメッセージが届いたことを伝えてくれる。
その送り主は…「興津愛」。

「おー、やったぞ直樹、あのグループの子から返信が来た!」
「マジか!」

直樹の声も弾む。
そして2人顔を近づけ小さな画面をのぞき込む。

「いい反応だな、ここからやり取りを広げて、合宿の時に同じ班になれたらいいな」
「ああ、もうちょっと頑張ってみよう」
礼はアプリの操作を続けた。




……………………
その日の授業後―

8組の澤田桃子と船山智里の2人は、1学期が始まってすぐ、水泳部に入部した。
ともに幼いころから水泳をやっていて、同じ学区でもあったことから試合では何度も対決しており学校は違えど良きライバルの関係を築いていた。
高校が同じ、しかもクラスまで同じになってお互い喜んだくらいだ。

2人はその日、練習後に水泳部男女合同の新1年生歓迎会を行う、と言われた。

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