普通の高校に女子限定クラスができた理由 125
「いや、そんな、とんでもない、僕はそんなつもりなんてとても…」
「ふふ、奥村先生、冗談がお上手で」
「本当ですよ、内田先生…」
「でもソコは、しっかりと元気になっておられますね」
紗理奈が奥村の側に近づき、耳元で囁く。
泉は奥村の前で跪いた。
「こうやって正直に反応してもらえた方が嬉しいんですよ」
泉は奥村のモノに手を伸ばし、ゆっくり扱き始めた。
紗理奈は、奥村の耳元に軽く息を吹きかけた後、頬に唇をつける。
「うあっ」
奥村は二人からの刺激に思わず声を上げる。
泉の手の速度はだんだんと上がっていき、もう片方の手も股間へとのばしていく。
紗理奈は、口を奥村の胸のあたりに移し、舌で奥村の乳首に触れる。
「沼尻先生、それ以上はっ、内田先生もっ…やめっ!うあっ!」
奥村はたまらず声を上げる。彼には教師としてのプライドがあった。校長教頭、生徒主任、教育担当…ベテラン教師たちと自分とは違う、そんな思いを持っていた。しかし、今受けているのはそれらと全く同じことじゃないか…
「我慢しないでくださいね」
紗理奈はニコリと微笑み奥村に囁いた。
「あ、あのっ、ちょっと、待ってください…」
奥村はそう言って、さっき心に思ったこと、これでは他の、泉たちや生徒を性の捌け口に使っている男性教師たちと変わらない、ということを口に出して言った。
「そんなことはないですよ」
奥村の言葉に一旦手を止めていた泉は再び手を動かし始めた。
「私たちは、奥村先生に気持ちよくなってもらいたいって、心から思ったんです。無理にやらされてるわけじゃないです。うちの生徒たちだって、生徒同士は、誰かに言われたんじゃなく多分自ら進んで体を交わしていますよ。それと、同じです…」
奥村は黙って考える。
泉たちのクラスは、彼女のこういう考えのもとで自分たちなりに考え、生徒間で関係を深めた、と。
それならこちらが無理に咎める必要はないのか…
「沼尻先生のクラスは、皆素晴らしい子たちですね」
「ありがとうございます」
紗理奈が泉の隣で跪く。
「ですから、奥村先生も」
「いいんでしょうかね…私は妻も子供もいる身なのに」