普通の高校に女子限定クラスができた理由 123
浴室の中に、雅人と優梨子の身体が激しくぶつかり合うパンパンという乾いた音が響きだす。
「あぁ!あぁ!はぁあああ、ぁあああぁっ!!!!」
「うっ、うぉおおおおっ…」
優梨子の叫びと、雅人の唸り声が、室内に反響する。
周りは応援と、心配の視線。
舞と由梨花も、自然と近くまで行ってしまうくらい、2人の行為に見入っていた。
次第に、雅人は我慢できなくなっていく。
「ああぁっ、イキそう!」
「あ、わたし…これ、イクってこと?なんか、来ちゃう!」
「ああっ!!」
雅人は優梨子の中に勢いよく大量の液を発射し、その一部が漏れ出て来ているのはこの場の全員がわかった。
優梨子は絶頂し、完全に意識を失っていた。
雅人も力を出し切り、力尽きた感じで優梨子に覆いかぶさるように倒れ込む。ハァハァと激しい息遣いが遠くまで聞こえるくらい。
「よかった」
亜優が小さく言った。
「頑張ったな、大井」
崇央が雅人の背中を見て、ねぎらいの言葉をかける。
桃子が、堂々立った状態で言う。
「なんか、巻き込んじゃったけど、嫌じゃなさそうでよかった。私たち、部屋に戻るから」
その言葉と共に、みな口々に挨拶しながら、運動部組は脱衣場へと戻って行った。
そして、四人が残った。
「うあああっ…!!」
雅人がゆっくりと身体を起こす。
優梨子はまだ気を失っているように見えた。
舞と由梨花は心配そうに湯船の中から身を乗り出して様子を見る。
「優梨子、大丈夫?」
「まだ起きない…でもすごく幸せそう」