普通の高校に女子限定クラスができた理由 108
凛音はそこで風呂場全体を見渡して、紗理奈に耳打ちした。
「内田先生、一番向こう行ってくれませんか?すどりん、こういう場はまだ経験無くて」
紗理奈は黙って頷き、その場所を凛音と交代した。
柚月とりんねはこの中では一番若い男を洗っていた。優とかすみは、吉岡という名を知っていた。
大体凛音と同じ様な作戦で、りんねは背中と腕くらいこすればいいように柚月は考えたのだが、今は吉岡の右手は後ろのりんねの胸を手探りで触れ、さらに下へ向かっていた。りんねは両脚をきつく閉じて手がその付け根に達しないようにしていた。
りんねの様子に気づいた柚月が咄嗟に場所を交代しよう、と申し出る。
吉岡の手があと少しでりんねの秘所に届きそうなところだった。
(ありがとう、ごめんね…)
りんねは柚月に心の中でそう言い、視線を送った。
吉岡の手は、柚月の胸に伸びていく。
そして柚月がいた位置にはすかさす紗理奈が入る。
「ああ、内田先生に来てもらえるなんて、最高ですね」
吉岡は右手で柚月の秘所を、右手で紗理奈の胸を弄る。
りんねは、少し離れたところで、自らの秘所を抑えながらその光景を見ていた。
(普段からやってるのかな、こんなこと…)
りんねは吉岡が気分良さげに2人を交互にベタベタと触っているのを見て、なんだかやるせない気持ちになる。
それと、さっきのことでほんのちょっとだけ気持ち良くて、股の奥が濡れているのも…
「さあ、いつものように頼むぞ」
声がした先では泉が男に跪いていた。
りんねは目を伏せた。
泉が教頭の一物を咥え始めたのを見ていることができなかった。
"でも、それって、どんな感じなのだろう…"
りんねは再び顔を上げて全体を見渡す。
エリカが同じように輪から離れている。ここからは表情が見えない。