普通の高校に女子限定クラスができた理由 107
「いやあ可愛い女子生徒からこんなサービスをしてもらえるとは思わなかったよ、この合宿の引率に参加して良かったもんだ」
教頭はホクホク顔で笑いながら言う。
(最初からそれが目的だったんでしょ、お昼もずっと泉先生使って。私たちの誰かが現れるまで風呂で粘るつもりだったのもバレバレなのよ)
エリカは内心毒づきながら、凛音に言われた通りの任務を遂行した。
「いい胸だねえ、触っていいか?」
教頭は許可を求めるような言葉をいいながらもすでに手を凛音の胸へと近づけている。
「はーい、腕洗いますよー」
凛音は表情も口調も変えずに教頭の左腕を取った。凛音の意図を察したエリカも教頭の右腕を洗い始めた。
教頭としては、洗われていることは続いているので文句のいいようがない。
「おおっ」
教頭から声が上がる。凛音は開いている右手で、教頭の上へそそり立った下半身の部分を洗い始めたのだ。
「いかがですか?気持ちいいですか?」
「ああ、もちろんだよ、でもこれで出してしまったらもったいないな」
教頭は凛音とエリカに、一旦身体を洗うのを止めさせた。
エリカはシャワーを用意して教頭の身体の泡をお湯で洗い流す。
教頭は凛音の身体を抱き寄せ背中越しに胸を揉む。
「あっ…」
「せっかくだから楽しませてもらうよ」
ガラリ
その時ガラスの扉が勢い良い開いた。泉と紗理奈が、タオルを片手に、敢えて何も隠さずに、立っていた。
「生徒ばかりに任せられません。私たちも、ご奉仕します」
「あ、先生、ほんと、ゆっくり入ってて下さい」
凛音が言うのをよそに、泉は教頭と凛音の間に入って教頭が凛音に触れるのを中断させた。
「川瀬さんと村沢さん、そこまで無理する必要はないから」
「あとは私たちにお任せしていいよ」
教頭は相変わらずホクホク顔だ。
「生徒と先生と、ダブルの奉仕とは素晴らしいですなぁ」
紗理奈が教頭に跪き、教頭は泉を抱き寄せる。
凛音とエリカはそこから一歩引くことになる。