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生贄の苗床が神獣様に溺愛されました!
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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生贄の苗床が神獣様に溺愛されました! 9

〈マツリよ。疲れてないか?〉
リオ様が疲れないか心配そうに聞いてくれる。
「大丈夫です。」
リオ様が横になったところに僕も寝転う。
色々な神獣がいたけどだれよりもリオ様がカッコよかったな。
〈他の苗床と話せたか?〉
「僕以外の苗床の人たちは年変わらないのにもう苗床契約結んでるらしいです。」
羨ましいなー。
僕も早くリオ様と苗床契約したいな。
〈1番幼い故しかたなかろう。1番マツリが小さかったからな。時間はたっぷりあるのだ。〉
リオ様は僕の頬を舐めてくれる。



僕はつい最近まで家族と暮らしていたことが嘘みたいに感じていた。ずっと前からリオ様の傍にいたんじゃないのかな?
「でも、他の方達は、僕と同じくらいの年に見えるのに、立派に苗床してたから、羨ましいな」
リオ様がクスッと笑い、
「マツリよ。焦らずとよい。いずれ、ゆっくりな。まだまだ若いのじゃからな」
リオ様にそう言われたから、安心して眠りにつくことが出来そうだ。
「リオ様、お休みなさい」
「うむ。ゆっくり休むのだぞ」
僕はリオ様に包まれるようにして、眠りについた。
翌朝、僕が目を覚ましたら日はかなり高く、リオ様はいなかった。ただ、僕には毛皮のようなものが掛けられていたから、寒くなかった。リオ様と同じ模様がある。リオ様のものかな?
ぐーとお腹が鳴った。
「お腹すいたな。」
僕は苗床部屋から出て社を歩いていく。
こないだリオ様といった森できのみ調達してきてもいいかな?

僕は社を出て前回リオ様ときた道を思い出して進んでいく。
「あ、あった!」
僕が見つけたのは、きのみのなる木だった。
僕より背の高い木の枝にたくさんの実がなっている。
「えいっ」
ジャンプして、きのみを収穫していく。
「ふぅ、結構採れたな」
籠の中にいっぱい入って満足して帰ろうとした時だった。
「野良か?」
誰も森にいないと思っていたのに後ろから声をかけられた。
えっ?誰だろ? マツリが恐る恐る声の方を向く。
そこには、明らかに神獣様という偉容の男の人が僕を見ていた。
上半身は、人間、下半身は馬の、何か昔話にでも出てきそうなお姿。思わず見とれてしまった。
「ほお、これは珍しき苗床よ。久しく見ぬから忘れておった」
僕のすぐ横まで来て、まじまじと僕を見る。
「そなた、名は?」
「あ、はいっ。リオ様の苗床になりました、マツリと言います」
と返した。
「リオの?確かあやつには紗友里と申すオナゴが苗床て聞いておるが?」
紗友里は、僕の姉の名前だ。

リオ様の苗床になるはずだったけど、姉は村でも人気だったから富豪の家との縁談も来てたから半端な僕を家族は出すことにしたんだ。
「はい、僕の姉の名ですが」
<ほう、そうか。では、そなたが、あの女の弟か。ふむ、まぁ良い。お主はまだ幼いな。>
「今年で13歳になります。リオ様にも苗床としても未熟って言われてます」
と返す。
「まだ幼子ではないか。元は姉の予定がお主になったから仕方ないことだ。」
そういうと、神獣様は僕の頭を撫でてくれた。
気持ちいい。
「あ、ありがとうございます」
撫で終わった後、
「して、マツリよ。なぜここにいるのだ?」と聞かれたので、
「僕、きのみ取りに来ただけなんですよ。お腹空いちゃって」
と言うと、神獣様は笑われた。

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