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生贄の苗床が神獣様に溺愛されました!
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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生贄の苗床が神獣様に溺愛されました! 8

ヤヨイさんのお腹は、ポンポンに膨れ上がり、時折、中で何かが動くのかポコポコと出っ張ったり、引っ込んだりを繰り返している。何が入ってるのかな?
僕はまだ苗床が何なのか、何をするのかよく知らないから、興味津々だった。
「う~ん、痛いよぉっ」
ヤヨイさんがまた叫んだけど、僕の見た感じ別に変わりないのにと不思議だった。
「ほぉらぁ、ヤヨイ、しっかり力んでよ!赤児の顔早く見たい!」
ソルディ様がヤヨイさんを励ましてる。僕のときもリオ様が励ましてくれるのかな?
「う~ん、う~ん、」
「あっ、出てきたよ!ほらほらっ。もっと力んで」
リオ様や、周りの神獣様、苗床達も静かに見守ってる。声を上げてるのはヤヨイさんとソルディ様だけ。
ぱちんって音がしたかと思うとヤヨイさんの足下が濡れていることに気づいた。
あれ?お腹裂けてないけど血じゃなくて水が出てきたの?どこから??
「ほら、破水したから力んで!だいぶ下に降りてきたわよ!」
「あ、あ、暴れ、ないで、ぅううう!」
ヤヨイさんが声を上げるとお腹がぽこぽこうねってる。
下?僕はふとガバっと開いているヤヨイさんの股を覗き込んだ。
何だろあれ?真っ黒な物がヤヨイさんのお股から出て来てる。痛くないねかな?
まじまじと凝縮する僕に、
〈マツリよ、あまり見るものではない。〉
リオ様が苦笑いしながら言ってきた、
「あらぁ、カワイイボクチャン。そんなに見たいの?」
と、これはソルディ様。
「リオ、これアンタの苗床?美味しそうね。最初は私にちょうだい!ね?」
また僕を欲しいって。リオ様のものなのに。
「ソルよ、そなたもいい加減にせぬか。マツリが怯えておる」
流石リオ様。優しい!
「良いじゃない!減るものじゃなし。種汁かけたら美味しそうだもの」
リオ様また溜息。
「このソルディはな、気に入りの苗床に種汁をかけて、他ね神獣に盗られないようにするんじゃ」
「ふみゃあっ、ふみゃあっ」
するとヤヨイさんのお股辺りから泣き声がして来た。
「ヤッヨイ、産まれた、産まれた」
ソルディ様が嬉しそう。赤ちゃんが産まれたんだから、それはそうだろうな。
ヤヨイさんは痛みから解放されぐったりしてるけど、赤ちゃんは元気良く泣いている。
ヤヨイさんの股下で血と液体が纏わりついている亀の赤ちゃんがモゾモゾ動いてる。
亀の赤ちゃんとヤヨイさんがなんか管で繋がってる。
「ほら、私たちの子よ。可愛いわね」
ソルディ様は嬉しそうに子亀を抱き上げてる。
「あの、リオ様、ヤヨイさんは大丈夫なんですか?」
と聞いた。
いっぱい血もなんか液体も流していて、なんか管出てるし大丈夫そうに見えないけど。

リオ様はしばらくソルディ様とヤヨイさんの方を見てて、僕の声に気が付かなかったみたい。でも少しして、
〈マツリよ、心配はいらぬ。赤児は元気に泣いておるだろう?〉
確かに、赤ちゃん亀は元気にパタパタ手足を動かし、ソルディ様が愛おしそうに撫でている。リオ様が、ソルディ様は自由自在に人間の姿と神獣の姿に代われるらしく、今は人間の姿なんだ。
周りから、拍手とお祝いの声が上がる。やっぱり、赤ちゃんは可愛いし、皆お祝いしてくれるんだな。
僕の心もほっこりして来た。いつか、僕もあんなふうにリオ様の赤ちゃんを産むのかな。やっぱりちょっぴり怖いや。
思わぬことがあったけど、無事に新苗床のお披露目会が終わった。新しい苗床は、僕を入れて3人だって。皆、僕と同じ位の年齢だから、仲良くなれたら良いな。
帰り道。僕はリオ様に寄り添うように進んでいた。

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