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生贄の苗床が神獣様に溺愛されました!
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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生贄の苗床が神獣様に溺愛されました! 12

しかし、その考えは甘かった。
<あらぁ〜?この匂いはなにかしらぁ?この社の中から漂って来るわねぇ>
突然聞こえてきた声に僕はビクッとした。
恐る恐る戸口の方を見ると、そこにはリオ様より大きい蛇のような姿をした神獣が社を覗き込んでいる。
後で知ったのはそれは白龍で男に種付けする神獣らしい。
僕は怖くなり慌てて苗床部屋に戻り、怖くて藁の中に隠れちゃった。
蛇さん以外の声も聞こえるし怖いな。
リオ様、いつ帰ってくるんだろう。
〈ここか?あの男娘がおるのは〉
一際甲高い声が響き、辺りがシンと静まり返る。
(どうしたんだろ?)
マツリが耳を澄ましていると、 
(ガタガタガタッ)
扉が揺すられる音。リオ様は 封印してあるから、我以外は入れない って言ってた。
〈こぉんにちわぁ。カワイイ子羊ちゃん。出ておいで〉
思わず甘えたくなるような優しい声。僕は急いで外を覗き見た。
〈みぃつけたぁ〉
何と、覗いた瞬間に、目が合ってしまい、
「ひゃあっ」
情け無い声を上げる。外にいたのは、美女だった。
あの人なら大丈夫かな?
そう考えた僕は、あろうことか扉を少し開け、
「今、リオ様はいないんですが」
「リオちゃんに渡さなきゃいけないの。ちょっと中に入れて?」
確かに、手に荷物を持っている。リオ様の知り合いみたいだから大丈夫かな?
「はい。開けますね」
マツリはリオの言いつけを破り、開けてしまった。
これがいけなかったのだ。
マツリが、扉を開けると、一瞬で中に入ってきた。
そして、マツリを一目見るなり、 〈キャーっ!かわいい。食べちゃおうかしら〉 と言いながら、マツリを抱きしめた。
「うぇえ!?」
マツリはいきなりのことに驚き、固まってしまう。
〈あら?あなたまだ未通女?それとも処女なのかしら?〉
「え、とぉ、どっちもまだです.....」
〈まあ、なんて良い日なの。こんなに可愛い男娘の童貞と処女を同時に食べられるなんて〉
「へ?」
マツリは何が何だかわからず混乱していた。
〈フフッ、さっき言った通り、私は男娘が大好物よ。さて、まずはあなたの初物を食べてあげる〉
「いやぁああ!」
マツリは逃げ出そうとするが、力が強すぎて動けない。
〈そんなに嫌がらないで。優しくしてア・ゲ・ル♪〉
「ねえ、お姉さん冗談だよね?ねえ」
マツリが状況が呑みこめず、聞いた。
〈あらぁ、ワタシのこと?この姿って疲れるのよねぇ〉
そう言うと、シュルシュルという音と共に僕とお姉さんが煙に包まれた。
〈はぁぃ!これがワ、タ、シ、の本当の姿よっ〉
煙が消えるとお姉さんの姿はなく、代わりに犬の姿があった。
そして僕はというと、犬の体に呑み込まれるように、同化してしまっている。
〈このまんま、ワタシの社に行くわよぉ〉
僕には身動き1つ出来ず、されるがまま。
お姉さん、いや、犬は社を飛び出した。もちろん僕を取り込んだまま。
お姉さんの前に金色の姿が現れた。
〈何をしておるのだ!〉 そこには、リオ様がいた。
〈リオちゃん、久しぶりねぇ。早速だけど、この子を頂くわね〉
〈貴様にやる訳なかろう〉 
〈じゃあ、力ずくでも貰っていくわ〉 
〈させぬ〉
〈あら、ワタシの邪魔をする気?〉 
〈それは我の苗床だ!〉
リオ様はお姉さんに威嚇をしている。
「リオ様、助けてください!」
僕は必死になって叫ぶけど……
〈ウフフッ。リオちゃんったら、この子に惚れてるのねぇ。この子ならいいわぁ〉 ダメだこりゃ……。

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