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37歳で冒険者になった私
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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37歳で冒険者になった私 23


「私は最初から本気ですッ」

「・・・キャハハ、怖いオバサンだねー・・・ま、そう恐い顔しなさんなって・・・ヒソヒソ(シワ増えるよ?)・・・あのガキにチクったりしないから安心しなよ?・・・それに、ホレ」
意気込むアンナとは対照的に、筋肉質な腹を抱えて笑いながら、シーマは羊皮紙を広げて見せた。
「??……何ですの?」

「あの島の地図さ。廃墟になる前の物だが、参考にはなるはずさ」
「それはありがたいですわね。でも、本物?」
「疑うのなら勝手にすればいいさ。でもあんな廃墟の地図作ろうなんてもの好きはいないよ?」

半分からかうようなシーマの物言いに、アンナは大きくため息を一つついた。

「ごめん。信じるわ」
「そうこなくっちゃ」


島の形状はクロワッサンに酷似していた。もしかしたら本来は円形の島で、それが何らかの攻撃で三日月状に変形したのかもしれない。
もしそうだとしたら残っている陸地にある建造物も原型を止めているかは怪しい。行く価値があるのだろうか?
「これ、クレーターじゃないかしら。この窪みの辺りで大規模な戦闘があったとか…」
「どうだろうねぇ。アタシには分からないけど、アンタの言う通りかもねぇ」
「だとしたら、島の大半が失われてるって事になりますわね?」
「そういう事になるねぇ」
「島の大半がクレーターとなる程の威力を持つ兵器。そんな物を誰が何処で作ったのか…。興味ありますわね」
「ふぅん、そうかい。それが金になるならアタシにも一枚噛ませて欲しいものだね」
「考えときますわ」
「期待してるよ」
そう言ってシーマは再び大きく笑った。

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